子どもの成長曲線、成長痛など、子どもの成長にまつわる内容について解説!
知り合いから子どもの成長について相談されたんですけど…
ユーグレナ 鈴木
はい。身体的な成長と精神的な成長に分けることができるんですよ!
そうなんですね!もっと詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
もちろんです!まず子どもの身体的な成長について解説していきます!
子どもの身体的な成長
子どもは身長や体重が短期間で著しく成長することがあります。
一方で、子どもの身体的な成長の仕方には個人差があります。
ですので、成長曲線を使って身長と体重の増加ペースを記録すると良いでしょう。
また、子どもが身体的に成長する過程で成長痛が生じる場合もあるので注意が必要です。
以下で、体重と身長が増加するペース、成長曲線と子どもの成長痛について詳しく解説します。
子どもの身体的な発達
子どもがどんなペースで身体的に成長していくのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで子どもの身体的な成長の目安として、厚生労働省が調査した子どもの平均体重と平均身長の推移を紹介します。
子どもが身体的に成長していく際の目安にしてください。
| 男児 |
女児 |
||
|
体重(Kg) |
身長(cm) |
体重(Kg) |
身長(cm) |
出生時 |
3.0 |
49.2 |
2.9 |
48.7 |
1歳6か月 |
10.9 |
81.1 |
10.3 |
79.7 |
2歳6か月 |
13.1 |
90,0 |
12.6 |
88.8 |
3歳6か月 |
15.0 |
97.2 |
14.5 |
96.2 |
4歳6か月 |
16.8 |
104.0 |
16.5 |
103.2 |
5歳6か月 |
18.9 |
110.5 |
18.5 |
109.8 |
また、こちらの表は要約になっているため、さらに詳しく知りたいという方は こちら をご覧ください。
子どもの成長曲線
成長曲線とは、子どもの身長や体重の増加を記録していくためのものです。
成長曲線は、子どもが生まれてから思春期をすぎて、身体の成長が止まるまでの身長や体重がどのように増加していくのかを研究するために作られました。
成長に伴う身長や体重の増加率は、乳児の頃が一番高く、次に高いのが思春期と呼ばれる時期です。
思春期の時期は、男子だと10歳から17歳ごろで、女子だと8歳から15歳ごろです。
しかし、子どもの身長や体重の増加ペースには個人差があります。
なので、子どもの成長曲線は、異なるペースで成長するそれぞれの子どもが成長しているかどうかを正しく判断するためのものです。
子どもの成長をサポートするためにも、定期的な身長や体重を測定し子どもの成長曲線を描くようにすることが大切です。
子どもの成長痛
子どもは、身体的な成長に伴って成長痛の症状があらわれます。
成長痛とは、3歳から12歳の間に生じやすく、成長期の子どもの足の痛みを総称して広く使われていることが多いです。
以下では、子どもの成長痛によって生じる症状や、成長痛が起こりやすい年齢について解説していきます。
子どもの成長痛の症状
子どもの成長痛では、以下のような症状があらわれることがあります。
-
膝やふくらはぎなど、下半身に痛みが生じることが多い
-
痛みを感じている部分に、腫れや炎症などの症状は見受けられない
-
レントゲンを撮っても、異常は見当たらない
-
夜や朝方に痛みを訴えることが多い
-
月に1~2回や、週に1~2回など断続的に痛みを感じることがある
上記のような状態が、2週間から1ヶ月ほど継続している場合には成長痛の可能性を疑いましょう。
子どもの成長痛の原因
成長痛の原因は、一般的に疲労やストレスだとされています。
子どもの未熟な筋肉で日中たくさん動き回るので、夜の眠っている間に足の痛みを訴えているのではないかという説があります。
また、大人がストレスを抱えた場合に腹痛の症状があらわれるように、子どもがストレスを抱えた場合には、膝などの下半身に痛みが現れているのではないかという説もあります。
子どもの成長痛の対策
子どもの成長痛による足の痛みが生じた時には、保護者が優しくさすってあげたり、しっかり睡眠を取ることが大切です。
子どもの成長痛は、ストレスなどが原因の場合もあるので子どもとスキンシップをすることがとても大切です。
子どもとのコミュニケーションを大切にしてあげてください。
また、身体を休ませるためにしっかり睡眠をとって、疲れを和らげると良いでしょう。
疲れを和らげるために質の高い睡眠をとる上で、ユーグレナがおすすめです。
実は、ユーグレナの継続的な摂取により、睡眠が深くなることを示唆する研究結果があるのです。
研究内容については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
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またこの他にも、ユーグレナを摂取することで、子どもの生活習慣が良くなる傾向があることも研究によって示唆されました。
詳しい研究結果については以下をご覧ください。
また、子どもが同じ部位を長期間にわたり痛がる場合や、痛みを感じる回数が多い場合、足を引きずるような動作をみせた場合には、成長痛以外の原因が考えられます。
上記のような症状があらわれた際には、かかりつけの医師に相談することをおすすめします。
なるほど、成長曲線を使って子どもの成長を記録すると良いんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!また子どもの成長痛にも気をつけましょう!
子どもの精神的な発達段階
上では、子どもの身体的な成長について解説しました。
子どもの精神面は、どのような段階を踏んで子どもから大人に成長していくのでしょうか。
以下では、子どもの精神的な成長を段階的に解説していきます。
乳幼児期の子ども
乳児の成長はとにかく早いです。
外の世界に慣れようと、心や身体の成長とともに生活リズムを形成していきます。
視覚や聴覚はとても鋭く、まだ言葉にならない「あーあー」などの声を発して自分の欲求を表現できるようになります。
また、親などの関わりが深い大人からの愛情を受けることで、人としての情緒が安定していきます。
中でも、スキンシップは子どもからの信頼を得るのに大きな役割を果たします。
親からの愛情による信頼や、スキンシップを受けながら子どもは大人を信頼し歩行を試みながら自分の行動範囲を広げて成長していくのです。
幼児期の子ども
乳幼児期を経て、幼児期になると身近な人や周囲の環境に興味を持ち始めます。
さらに、食事や排泄、睡眠などの生活習慣も習得していきます。
子ども同士でのコミュニティを通して、自分の意思表現の仕方や協調性を学んでいきます。
このような経験をして、道徳性や社会性の基盤が作られ成長していくのです。
学童期の子ども(小学校 低学年)
幼児期での成長として他者との相互理解や協調性などの特徴があります。
小学校低学年の学童期では、子ども同士のコミュニティから、大人のいうことを聞くという相互理解や協調性に変化していきます。
大人からの「これはしてはいけない」などの言葉を受けて、善悪についての理解や判断ができるようになります。
さらに、言語能力や言語の認識力も高まり、周りの環境や自然に対する興味関心が強くなる時期です。
この時期に、子ども同士の交流活動や自然に触れ合える体験などをすることが社会性や集団行動を身につける上でとても大切なのです。
学童期の子ども(小学校 高学年)
学童期では、子ども同士の交流や自然への理解を経て、物事を客観視することができるようになります。
さらに、身体も大きく成長することで、自己肯定感を持ち始めます。
しかし、身体の成長に個人差があらわれるために反対に自分に自信がなくなってしまう子も出てきます。
また、集団活動に慣れ始めると、子どもたちが独自のルールで遊びを考え出したりするという閉鎖的な子どもの集団が発生し始めます。
小学校高学年になると、低学年の時に学んだ集団行動から派生してそれぞれが自己を主張して自分たちで考えて集団行動をし始めるという特徴があるのです。
青年前期の子ども(中学校)
子どもが中学生になると、思春期が始まります。
思春期が始まると子どもは、親や友達と異なる自分だけの内面世界があるということを自覚し始めます。
自意識と客観的事実との差異に困惑しながらも、自らの生き方を探し始めます。
また、この時期では、大人とのコミュニケーションよりも友達とのコミュニケーションに大きな意味を見出します。
そのため、親や周りの大人に対して反抗心が生まれたり、親子間でのコミュニケーションの機会が減るのが特徴です。
同年代の仲間同士の評価を大切にしたり、恋愛に対しての興味関心が高まる時期でもあるのです。
青年後期の子ども(高等学校)
子どもが高校生になると、子ども同士のコミュニティから社会のコミュニティへと広がります。
青年後期は、親に保護されていた子どもが、自立し大人になるために移行していく時期です。
思春期で、他の子どもたちや大人と違う自分だけの個性や特徴を自覚し、自分とはどのような人間なのかという問いに対する答えを見つけます。
思春期を経て、大人の世界に憧れを持ち、大人の世界で自分がどのような存在であるべきかを模索しながら成長していくのです。
なるほど。子どもの精神的な面での成長は、いくつかの段階を踏んで大人に近づいていくんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!反抗期などのむずかしい時期はあるかもしれませんが、大人になるには必要な道なので暖かく見守ってあげましょう!
まとめ
当記事では子どもの身体的な成長と精神的な成長について解説しました。
成長痛の原因や、子どもがどのようなペースで精神的に成長していくかについてご理解いただけたかと思います。
子どもが成長するステップを暖かく見守っていきましょう。
今日は子どもの成長について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ!子どもたちの成長を見守ってあげましょう!
はい、ありがとうございます!
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。