ユーグレナ藻ってなに？ユーグレナ藻の基本情報と効果について徹底解説！
ユーグレナ藻という言葉を聞いたのですが、ユーグレナ藻ってなんですか？
ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ藻は、ミドリムシを含む藻類のグループのことです！
そうなんですね！藻類について、もっと詳しく教えてください！
ユーグレナ 鈴木
そうなんです！それでは、ユーグレナ藻について紹介していきますね！
ユーグレナ藻とは
ユーグレナ藻とは、ミドリムシを含む藻類のグループで、40属1000種もの仲間が存在します。
ユーグレナ藻に分類される多くが、植物と動物の両方の特徴を持ち合わせています。
ユーグレナ藻には、植物のように光合成をして栄養分を体内に貯め、動物のように細胞を変形させて動くという性質があります。
中でも、ミドリムシの別名であるユーグレナは、自然の健康食品素材として有名です。
なぜなら、ユーグレナには、59種類もの栄養素があり、人間が生きていくために必要な大半の栄養素が含まれているからです。
最近では、ユーグレナが生活習慣病改善や免疫力アップなどに貢献してくれることが研究によって示唆され注目が集まっています。
ユーグレナと免疫については、こちらの研究レポートをご覧ください。
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なるほど！ユーグレナ藻についてよくわかりました！
ユーグレナ 鈴木
はい！さらに、ユーグレナには、私たちの身体にとって嬉しい効果が期待できるんです！
ユーグレナに期待できる嬉しい効果！
ユーグレナには、私たちが生きていくのに必要な栄養素がバランスよく含まれています。
そんなユーグレナが、具体的にどのように私たちの身体に影響するのかについて説明していきます。
ダイエット効果
太りやすい人と太りにくい人の違いには、腸内環境が大きく関わっています。
体型を維持し、太りにくい身体になるためには腸内環境を整えることが大切です。
そして腸内環境を整える方法の一つとして、食物繊維を摂取することがあげられます。
食物繊維は、直接腸のはたらきを刺激するだけでなく、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌のエサになるので、善玉菌を増やしお腹の調子を整えることができます。
そこでおすすめなのがユーグレナです。
ユーグレナには59種類の栄養素がバランスよく含まれ、食物繊維の一種であるパラミロンというユーグレナ特有の成分もあります。
ですので、ユーグレナを摂取することで食物繊維を摂取し、腸内環境を整え、太りにくい身体に変えていく効果が期待できるのです。
肌荒れ改善
肌荒れは免疫力の低下や自律神経の乱れなどが原因の一つといわれています。
免疫力の低下や自律神経の乱れは、栄養が不足してしまったり、睡眠不足などが原因で起こってしまいます。
そこでおすすめなのがユーグレナです。
ユーグレナは栄養バランスが良く、睡眠の質を上げる効果が期待できるので、摂取することで肌荒れを予防する効果に期待ができます。
肌の免疫や自律神経については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
便秘改善
ユーグレナは乳酸菌と相性が良く、乳酸菌のはたらきを活発にし、腸内環境を整えてくれる効果に期待ができます。
また身体に良い善玉菌の一つ酪酸菌であるフィーカリバクテリウムの増殖を促進して、酪酸菌を増やすことが確認されています。
これにより、ユーグレナがプレバイオティクス（腸内細菌の栄養素となり、腸内細菌の増殖の成分）として作用し、腸内フローラのバランスの調整役を担っているといえるのです。
ユーグレナ独自の成分であるパラミロンは、食物繊維に似たはたらきをするため、便秘の改善にも期待ができます。
腸内環境が悪化すると、身体にも影響を与えるといわれているので、腸内フローラを整えることはとても重要です。
研究内容については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
“睡眠の質の向上
ユーグレナを継続的に摂取することで、睡眠が深くなる可能性があることが研究で示唆されています。
ユーグレナを摂取するグループと摂取しないグループに分け、摂取開始前、摂取2週間後、摂取4週間後、摂取終了4週間後の睡眠中の脳波を測定しました。
すると、ユーグレナを4週間続けて摂取することで、深い睡眠の回数が開始前と比べて増加する傾向がありました。
また、摂取を終了して2週間経過した後は深い睡眠の回数が摂取開始前と近い水準まで戻ることがわかりました。
これらのことから、ユーグレナを継続的に摂取すると、深い睡眠が増え、睡眠の質を上げる可能性があることが示唆されています。
研究内容については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
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ユーグレナには、こんなに嬉しい効果に期待できるんですね！
ユーグレナ 鈴木
そうなんです！ぜひユーグレナを摂取してみてください！
ユーグレナの今までとこれから
ワカメや昆布の仲間であるユーグレナは、人間の身体に嬉しい効果が期待できるということが、研究によって示唆されてきました。
そんなユーグレナは、長い時代の中でどのような歴史を辿ってきたのでしょうか。
ユーグレナの歴史と、ユーグレナのこれからの成長について紹介していきます。
ユーグレナの歴史
ユーグレナは地球誕生後の原始の地球で初めて誕生した生物の一つです。
1660年代にオランダのレーウェンフックによって発見され、その見た目から「美しい眼」という意味である「ユーグレナ」と名づけられました。
1970~1990年代にかけて、宇宙開発や医療での研究が進みました。
そして、2005年にユーグレナ社が世界初のユーグレナ屋外大量培養に成功しました。
さらに、2010年よりミドリムシを原料としたバイオ燃料製造の研究が開始されました。
最近では、ユーグレナが生活習慣病改善や免疫力アップなどに貢献してくれることが研究によって示唆され注目が集まっています。
“ユーグレナのこれから
ユーグレナは自然の健康食品素材以外にも、バイオ燃料やバイオマスプラスチックなどの地球に優しい資源材料として研究が進められています。
ユーグレナバイオ燃料が、森林破壊などの自然問題を起こさない持続可能な燃料として利用できる可能性があるという研究が発表されました。
ユーグレナバイオ燃料を用いてドローンを飛ばすという実験に成功したという報告もあります。
さらに、ユーグレナの特有成分であるパラミロンを用いたバイオマスプラスチックもまた、環境に優しいプラスチックとしての研究が進められています。
パラミロンを用いたバイオマスプラスチックは、古紙や食べかすなどを栄養分として用いることで、環境負荷となる廃棄物を活用した資源循環システムの構築を可能にします。
ユーグレナを用いたバイオマス燃料とバイオマスプラスチックについて詳しく知りたい人は、こちらをご覧ください。
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ユーグレナにはこのような一面もあるんですね。
ユーグレナ 鈴木
そうなんです！ユーグレナにはたくさんの可能性があるんです！
まとめ
ユーグレナ藻とは、ミドリムシを含む藻類のグループです。
ミドリムシの別名であるユーグレナは、豊富な栄養素を含んでいるため、私たちの身体にとって嬉しい効果が期待できます。
さらにユーグレナは、身体への嬉しい効果が期待できるだけでなく、地球環境に優しい資源としても注目を浴びています。
今日はユーグレナ藻について教えていただきありがとうございました！
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、ユーグレナを摂取して健康的な生活を目指しましょう！
はい、ありがとうございます！
監修：鈴木 健吾
（研究開発担当 執行役員）
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名：ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士（農学）学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。