緑茶で免疫力を大幅アップ!緑茶のさまざまな効能も紹介!
最近身体の調子が良くないんです…
ユーグレナ 鈴木
それ、免疫力が低下しているからかもしれません。
そうなんですか…どうしたら良いですか?
ユーグレナ 鈴木
緑茶を摂取することがおすすめです!
たしかに緑茶が身体にいいのは聞いたことありますが、何がいいんですか?
ユーグレナ 鈴木
では、緑茶が免疫力を上げる理由とその他の効能について紹介します!
緑茶に含まれる免疫力を上げる栄養素
緑茶は免疫力を上げる数多くの栄養素を含んでいます。
その中で、特に免疫力を上げる効果のある栄養素を3つ紹介します。
カテキン
カテキンは主に緑茶に含まれるポリフェノールの一種で、お茶の特有の苦み、渋み成分のもとになっている物質です。
カテキンは強い抗酸化作用と抗菌作用を持っています。
ちなみに、寿司屋で濃い緑茶を出す習慣は緑茶に含まれるカテキンの殺菌作用が生ものによる食中毒予防に役立てられていたからだといわれています。
この強い抗酸化作用、抗菌作用を持つカテキンを摂取することで免疫力を上げる効果が期待できます。
カフェイン
カフェインはコーヒー豆、茶葉、カカオ豆などの植物に含まれる苦みを持った成分です。
カフェインはかつて抗炎症薬の原料にもなったほど免疫力を上げる効果が期待できます。
具体的には、むくみの予防、脂肪の燃焼、冷え性の改善やアルツハイマー病の予防などです。
また、脳を目覚めさせ、疲労を回復させる効果もあります。
テアニン
テアニンは主に緑茶に含まれるアミノ酸の一種で、爽やかな旨味と甘味を引き出す役割を担っています。
テアニンの語源は緑茶の学名からきており、緑茶の中でも特に玉露や抹茶に多く含まれています。
テアニンにはリラックス効果があるほか、快適な睡眠の促進効果、集中力を高める効果が期待されています。
ストレスの解消や睡眠の質を上げることで免疫力を上げる手助けをします。
緑茶にはこのような栄養素が含まれているんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい、続けて免疫力を上げる以外の効能もまとめて紹介します!
緑茶の免疫力を上げる以外の嬉しい効能
緑茶に免疫力を上げるために必要な栄養素が多く含まれていることが分かっていただけたかと思います。
さらに、これらの栄養素は免疫力を上げる以外にもさまざまな効能が期待できるので次はそちらを紹介させていただきます。
生活習慣病の予防
緑茶に含まれるカテキンには、肝臓における脂質の酸化を抑制するはたらきが確認されており、このはたらきが血圧や血糖値を下げることができます。
また、別の研究で血中コレステロールの数値が減少したことも確認されており、これらも血圧や血糖値を下げることにつながります。
この、血圧や血糖値をさげるはたらきは生活習慣病と総称されている動脈硬化や高血圧症、脳血管疾患、心疾患の予防につながります。
つまり、カテキンを摂取することで生活習慣病の予防につながるのです。
脳の疲労回復
緑茶に含まれているカフェインは脳をリフレッシュさせたり、スッキリさせる効果があります。
仕事や勉強で疲れた脳を目覚めさせ、疲労を回復させます。
カフェインを含んだ緑茶を摂取することで、作業効率が向上したり頭痛を落ち着けたりする効果が期待できます。
リラックス作用
緑茶に含まれているテアニンにはリラックス作用があります。
テアニンを摂取すると脳にα波と呼ばれる、リラックスをしているときに多く発生する脳波が出現し、摂取するテアニンの濃度が高いほどα波が強く現れます。
つまり、テアニンを含む緑茶を飲むとリラックスする効果が期待できることがいえます。
また、テアニンには脳の興奮を抑えて神経を沈静化するはたらきもあり、快適な睡眠が得られるという効果もあります。
日常的に受けるストレスを緩和することや、快適な睡眠を得ることは間接的に免疫力を上げることにもつながっています。
睡眠に関しては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
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体脂肪低下
高濃度カテキンは長時間摂取すると、体重や体脂肪を減らすはたらきがあることがわかっています。
また、高濃度カテキンには肝臓の酵素を増やしたり活性化させる効果があります。
肝臓の酵素には脂肪を燃焼させる効果があるため、高濃度カテキンを摂取することが体脂肪低減につながります。
高濃度カテキンは国が特定健康食品(トクホ)と認めて販売している緑茶から簡単に摂取することができます。
虫歯や口臭に対する効果
カテキンには、殺菌や抗菌効果がありますが、それは虫歯菌にも効果があります。
カテキンは虫歯菌の増殖を抑えるほか、歯垢が歯にくっつくのを防いだり、抗う効果があります。
また、人間の口の中には食べ物のカスや新陳代謝によって剥がれ落ちた粘膜を分解し、口臭の原因となる化学物質を作り出す細菌が存在します。
この細菌にもカテキンの殺菌作用が働くので、緑茶を飲むことが虫歯だけでなく口臭の予防にもつながります。
免疫力を上げる飲み物に関しては以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
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よく耳にする「緑茶は身体にいい」はこういうことだったんですね!
ユーグレナ 鈴木
緑茶は冷たいものや温かいもの、煎茶や抹茶など種類豊富で飽きないのでおすすめです。
たしかにいろんな種類がありますね。でも逆に種類が多すぎて迷っちゃうかも…
ユーグレナ 鈴木
それでは緑茶の種類と美味しい淹れ方を紹介します!
緑茶の主な種類と免疫力を上げる栄養素
緑茶と一括りに言ってもさまざまな種類があり、味も値段もバラバラです。
そこで緑茶の中でもよく耳にする代表的な種類とその特徴、栄養素の違いを紹介していきます。
煎茶
まず最初に紹介するのが煎茶です。
煎茶は日本で最もよく飲まれているお茶です。
日本を代表する緑茶といわれ、日本各地で生産されており、緑茶全体の流通量の約6割を占めています。
煎茶は新茶の芽を蒸して揉んで乾燥したものになります。
煎茶は他の緑茶に比べ、カルシウムやビタミンCを多く含んでいます。
玉露
玉露を作る際は、茶摘みの2週間前ごろから日光を遮った状態で栽培します。
玉露は緑茶の中で最高級茶といわれ、直射日光を避けることで苦みを抑え、旨味が増します。
玉露は他の緑茶に比べ、たんぱく質やカフェインの含有量が多いことが特徴です。
抹茶
抹茶を作る際は、玉露と同様に新茶の頃に茶葉に覆いを被せ、直射日光を避けて育てます。
若葉を手摘みして蒸した後、揉まずに乾燥させて葉脈や茎の部分を取り除きます。
そして石臼で挽いて粉末状にしたのが抹茶になります。
抹茶はビタミンAや亜鉛の含有量が多いのが特徴です。
ほうじ茶
ほうじ茶は煎茶などを強火で炒り、香ばしい香りを引き出した緑茶です。
強火で焙じることにより渋みや苦みを少なくし、すっきりとした口当たりのよい味わいが楽しめます。
ほうじ茶は上記の3種に比べ、どの栄養素も少ないです。
免疫力を上げるために緑茶を飲む場合、ほうじ茶は避けることをおすすめします。
緑茶の種類と栄養素の特徴、よくわかりました!
ユーグレナ 鈴木
よかったです。ぜひ飲んでみてください。
まとめ
緑茶には免疫力を上げる効果が期待できることを説明させていただきました。
免疫力を上げるためには毎日コツコツ緑茶の摂取を続けることが大切です。
簡単に手に入れることができ、種類豊富な緑茶で免疫力を上げてみてはいかがでしょうか。
今回は、「緑茶 免疫力」について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
ぜひ免疫力を上げるために緑茶を摂取してみてください!
はい!ありがとうございました!
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。