自律神経と免疫力の関係は?自律神経を整えて免疫力を上げる方法を解説!
自律神経と免疫力は関係があるという話を聞いたんですけど本当ですか?
ユーグレナ 中島
はい!自律神経は交感神経と副交感神経の2種類があり、この2つのバランスが崩れてしまうと免疫力が下がってしまうんです。
そうなんですね!自律神経のバランスを保つにはどうすればいいんですか?教えてください!
ユーグレナ 中島
はい!では今回は自律神経と免疫力についてや、自律神経のバランスを保つ方法について解説していきます!
自律神経と免疫力の関係
そもそも自律神経とは血管や内臓をコントロールしている神経で、免疫に関する細胞もコントロールしています。
そして自律神経は交感神経と副交感神経の2つに分かれています。
交感神経は身体を活発に動かすときにはたらき、副交感神経は身体を休めているときにはたらきます。
この交感神経と副交感神経が互いにバランスを取ることで身体の状態を調節しています。
しかし睡眠不足やストレス、栄養バランスの悪い食事などが原因で交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、自律神経が乱れることがあります。
そして自律神経が乱れると、免疫に関する細胞にも悪影響があり、免疫力が下がってしまうのです。
自律神経が乱れると免疫にも悪影響があるんですね…では自律神経のバランスを整えるにはどうすれば良いんですか?
ユーグレナ 中島
それについては次で説明しますね!
自律神経を整える3つの方法
自律神経が乱れてしまうと、免疫力が下がってしまうことを解説しました。
では自律神経を整えるにはどうすればいいのか、4つの方法を紹介します。
十分な睡眠
質の良い睡眠や十分な睡眠は自律神経を整えることに繋がります。
睡眠時間の目安として、厚生労働省では健康づくりのための睡眠指針 2014というものを作成しています。
「健康づくりのための睡眠指針 2014」では年齢や季節に応じて、昼間に眠気で困らない程度の睡眠、具体的には6~8時間ほどの睡眠時間を取ることを推奨しています。
また、質の良い睡眠を取るためにも寝る前のカフェインやアルコールの摂取を避けたり、リラックスできる環境づくりをしましょう。
栄養バランスの良い食事
自律神経を整えるためには日々の食事を見直すことも大切です。
朝昼夜の3食を摂ることと、栄養バランスの良い食事を意識しましょう。
バランスの良い食事の基準として、厚生労働省では食事バランスガイドを作成しています。
出典:厚生労働省「食事バランスガイド(基本編)」
食事バランスガイドでは「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」を1日にどれくらい摂取したらよいかがわかります。
例えば主食であれば、1日あたりごはん中盛りを4杯程度が目安となっています。
野菜類である副菜では1日あたりサラダや味噌汁であれば5杯程度が目安となっています。
この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけましょう。
また、栄養バランスの良い食事を毎日続けるのは大変ですよね。
そこで59種類の豊富な栄養素をバランス良く含むユーグレナのような素材をうまく取り入れる方法もおすすめです。
また、ユーグレナの特有成分であるパラミロンが免疫力向上に役立つという研究結果もあるので、特におすすめです。
ストレス解消
自律神経の敵はなんといってもストレスです。
過剰なストレスは自律神経を乱す原因となります。
そのため、ストレスをため込んでしまわないように趣味に没頭したり軽い運動をしたりしましょう。
ユーグレナの摂取によるストレス抑制や睡眠の質の改善の可能性
ユーグレナには様々な栄養素がバランスよく含まれていること以外にも、ユーグレナを継続的に摂取することで、ストレスの抑制や睡眠の質を改善する可能性があることが研究によりわかっています。
ユーグレナ社の研究によると、20代~64代の男女が、ユーグレナ粉末を朝夕食後に12週間毎日摂取した結果が以下の図になります。
図1:イライラ感・緊張感の経時的変化量
研究ではユーグレナ粉末を500mg、1,000mg、3000mg摂取したグループと、ユーグレナ粉末を摂取していないグループ(プラセボ)に分かれています。
そして図1をみてもらうと、ユーグレナ粉末を12週摂取すると、イライラ感や緊張感の変化量は多くユーグレナ粉末を摂取しているグループが低いことがわかります。
図2:睡眠への満足度の変化量
また図2より、睡眠に関してもユーグレナ粉末を多く摂取し、継続的に摂取することで睡眠の満足度が高いことがわかります。
このようにユーグレナを継続的に摂取することで、睡眠の質の改善やストレスに良い影響があります。
研究の詳しい内容については以下の記事をご確認ください。
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生活習慣以外に気をつけることはありますか?
ユーグレナ 中島
飲酒やタバコなども気をつける必要があります!次で詳しく解説しますね!
自律神経のバランスを乱し、免疫力を下げてしまう3つの原因
自律神経のバランスは日々の生活習慣によって乱れることがありますが、生活習慣以外の要因でも乱れることがあります。
具体的にどんなことがあるのかを紹介します。
加齢
自律神経の機能は加齢とともに下がっていってしまいます。
また、免疫細胞の中には、骨髄や胸腺から血液中に放出されていく細胞があります。
加齢により骨髄や胸腺が萎縮したり、血流が悪化することで免疫細胞の数が減少したり、身体を循環しにくくなることで免疫力が下がってしまうといわれています。
そのため、上で紹介したような自律神経を整える方法を実践していきましょう。
タバコ
タバコに含まれる有害物質は、自律神経のバランスを乱し、免疫力を下げてしまいます。
肺に存在する免疫細胞である肺胞マイクロファージが、タバコの有害物質によって損傷を受けることで、免疫機能が著しく下がってしまうのです。
さらに、タバコ成分中のニコチンには血管を収縮させる作用があり、それによって免疫細胞が体内を循環しにくくなり、免疫力が下がります。
飲酒
お酒の飲みすぎは自律神経のバランスを乱し、免疫力を下げてしまいます。
お酒を飲みすぎると肝臓がアルコールを分解しきれなくなり、肝機能が低下してしまいます。
肝機能が低下すると、免疫システムに必要な栄養などを体内に供給しにくくなり、免疫力を下げてしまうのです。
こんなにさまざまなことが原因で免疫力が低下しちゃうんですね…
ユーグレナ 中島
そうなんです…
まとめ
自律神経と免疫には密接な関係があります。
そのため、自律神経のバランスを整えることで免疫力を上げる効果が期待できます。
そして、自律神経のバランスを整えるには十分な睡眠や栄養バランスの良い食事など、日々の生活習慣に気をつけることが大切です。
逆に、飲酒やタバコは自律神経のバランスを乱す原因になるので、できるだけ控えるようにしましょう。
今日は自律神経と免疫力について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 中島
いえいえ、日々の生活習慣を見直して、自律神経のバランスを整えるようにしましょう!
はい、ありがとうございます!
監修:中島 綾香
(研究開発部 機能性研究課 課長)
当社ヘルスケアの要であるユーグレナを食品や飲料として体内に取り入れたときの働きや化粧品として活用した際の効果を検証する機能性研究に従事。
体の機能にも精通し、各種学会や論文でのユーグレナに関する研究成果の発表多数。
研究のかたわら事業構想修士を取得し、研究成果を健康行動変容や事業につなげるべく幅広い活動に携わっている。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究員。