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アレルギーは免疫の過剰反応が原因!?免疫の過剰反応による症状や対策方法を紹介!

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疑問

アレルギーと免疫が関係あるって聞いたんですけど本当ですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!アレルギーは免疫が過剰反応してしまうことが原因といわれています。

納得

なるほど!ちなみにその免疫の過剰反応はどうやって起こるんですか?教えてください!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

では、今回は免疫の過剰反応による症状や原因について解説していきます。

免疫の過剰反応による症状

過剰反応

人には、外部から侵入する細菌やウイルスに対抗する免疫機能というものが備わっています。
しかし、免疫のバランスが崩れ、過剰に反応してしまうと、身体に悪影響を及ぼすことがあります。
そこで、免疫が過剰に反応してしまうことで起こる症状について紹介します。

自己免疫疾患

肌荒れ

自己免疫疾患は免疫機能が過剰に反応し、自分の身体の組織を攻撃してしまう病気のことを指します。
詳しい原因については分かっていませんが、体内の普段血液に混ざらない物質が血液に混ざってしまった場合や白血球の一種であるB細胞が機能しなくなることが原因だといわれています。
血管や皮膚、腎臓、肺、心臓など体内全てに症状が起こる可能性があり、痛みや脱力感、呼吸困難などに陥る可能性があります。
自己免疫疾患の予防、治療法として血液検査、免疫グロブリン製剤の投与があげられます。

食物アレルギー

卵

食物アレルギーは卵や小麦、牛乳やピーナッツなどの食べ物を食べることで起こるアレルギーです。
体内の免疫細胞が、特定の食べ物の成分を有害物質だと勘違いし、免疫が過剰に反応することで発症するといわれています。
特に子どもによく見られる症状で、発疹や嘔吐、喘息や失神などの症状があります。
食物アレルギーを抑えるには、該当する食べ物を食べないようにするか、症状を緩和する薬を服用することがあげられます。

物理的アレルギー

日光

物理的アレルギーは日光やストレス、振動などが原因で起こるアレルギーです。
日光やストレスなどの物理的な刺激が皮膚のたんぱく質を変化させ、変化したたんぱく質を免疫機能が異物とみなして攻撃するから、といわれています。
具体的な症状はかゆみやじんましん、腫れがあり、物理的な刺激を受けてから数分以内に症状が現れます。
アレルギー症状の原因にもなっているヒスタミンを抑える抗ヒスタミン薬を服用することでかゆみが和らぐといわれています。

季節性アレルギー

花粉症

季節性アレルギーは花粉症と呼ばれ、アレルギーの原因となる花粉が特定の季節にしか飛散しないことから季節性アレルギーと呼ばれています。
日本では主にスギ、ヒノキ、ブタクサが原因となるので春、秋に発症するケースが多いといわれています。
季節性アレルギーの症状は目のかゆみ、充血やくしゃみ、鼻水などがあげられます。
また、ユーグレナに含まれるパラミロンという成分が花粉症を緩和する可能性があることがこちらの研究で明らかになりました。

つまり、季節性アレルギーはユーグレナを摂取することで症状を軽くすることができる可能性があります。
季節性アレルギー(花粉症)の症状については以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。

通年性アレルギー

ハウスダスト

通年性アレルギーはハウスダストやダニ、虫の死骸などが原因で通年症状がみられるアレルギーです。
季節性アレルギーと同様で、体内の免疫機能がアレルギー物質に過剰に反応することで症状が現れます。
通年性アレルギーの症状は鼻水やくしゃみ、のどの奥が痒くなるなどの症状があります。
アレルギーの原因となるものを遠ざけることが一番大切ですが、抗ヒスタミン薬の服用も効果的だといわれています。

納得

免疫力のバランスが崩れるといろいろな病気にかかる可能性があるんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうなんです!次は免疫の過剰反応を悪化させる生活習慣を紹介します!

免疫の過剰反応を悪化させる生活習慣

悪化

免疫の過剰反応の原因は、未だに解明されていない部分もありますが、免疫のバランスが崩れることが原因の1つだといわれています。
つまり、自己免疫疾患やアレルギーは免疫が関係しているので、日頃から免疫力を下げないことが大切だといえます。
そこで、免疫力が下がってしまう生活習慣について紹介します。

喫煙

喫煙

タバコに含まれる有害物質が体内に入ると、さまざまな障害が起こり、免疫力が下がってしまいます。
肺に存在する免疫細胞である、肺胞マイクロファージがタバコの有害物質によって損傷を受け、免疫機能が著しく低下してしまうのです。
さらに、タバコ成分中のニコチンには血管を収縮させる作用があり、それによって免疫細胞が体内を循環しにくくなることで、免疫力が下がります。

飲酒

飲酒

お酒の飲みすぎは免疫力が下がってしまいます。
お酒を飲みすぎると肝臓がアルコールを分解しきれなくなり、肝機能が低下してしまいます。
肝機能が低下すると免疫システムに必要な栄養などを体内に供給しにくくなり、免疫力が下がってしまうのです。
さらに、飲酒により、体内に取り込まれたエタノールは、発がん性が示されている物質に代謝されるので、がんの原因になると考えられています。

ストレス

ストレス

ストレスを溜めすぎると、自律神経のバランスを崩し、免疫力が下がってしまいます。
ストレスを溜めすぎたせいで自律神経のバランスが崩れると、睡眠不足につながってしまい、花粉症を悪化させてしまいます。
また、免疫力が下がると、わずかな花粉に過剰に反応してしまい、花粉症を発症しやすくなります。
日頃から、趣味や運動でストレスを発散するように心がけましょう。

納得

なるほど、無意識にストレスをため込まないように気をつけます!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうですね!忙しくても頑張りすぎないようにしてくださいね!

免疫の過剰反応を防ぐために

生活習慣

先ほど、免疫力が下がる原因となる生活習慣について紹介しました。
続いては免疫力を保つために大切な生活習慣を紹介します。

適度な運動

運動

適度な運動は気分転換などのストレス解消になったり、免疫力を上げる効果にも期待できます。
1時間以内の比較的短時間の運動をすることで、ナチュラルキラー細胞が増殖します。
ナチュラルキラー細胞は常に体内をパトロールし、ウイルス感染細胞やがん細胞などを見つけるといち早く発見して、攻撃するという免疫機能をもった細胞です。
つまり、運動をしてナチュラルキラー細胞を増やすことで、免疫力を上げる効果が期待できます。
しかし、過度な運動には注意が必要です。
激しい運動やトレーニングをすると、免疫力が下がりやすく、風邪を引きやすいと研究で明らかになっています。
適度な運動の目安を以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

十分な睡眠

睡眠

自律神経のバランスはストレスによって乱れ、免疫力を下げてしまいます。
そのため、質の良い睡眠や十分な睡眠をとって自律神経を整えることが大切です。
睡眠時間の目安として、厚生労働省では 健康づくりのための睡眠指針 2014 というものを作成しています。
「健康づくりのための睡眠指針 2014」では年齢や季節に応じて、昼間に眠気で困らない程度の睡眠、具体的には6~8時間ほどの睡眠時間を取ることを推奨しています。
また、質の良い睡眠を取るためにも寝る前のカフェインやアルコールの摂取を避けたり、リラックスできる環境づくりをしましょう。
免疫力と睡眠の関係についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

バランスの良い食事

栄養バランスの良い食事

免疫力を上げる、保つためには栄養バランスの良い食事を日頃から心がけることが大切です。
そして、免疫力を保つためには腸の環境を改善し、そのはたらきを活発にすることが重要です。
栄養バランスの良い食事をすることと、規則正しく食事をとることで、腸の環境を良い状態で保ちましょう。
バランスの良い食事の基準として、厚生労働省では食事バランスガイドを作成しています。
食事バランスガイド出典:食事バランスガイド(基本編) 食事バランスガイドでは「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」を1日にどれくらい摂取したらよいかがわかります。
例えば主食であれば、1日あたりごはん中盛りを4杯程度が目安となっています。
野菜類である副菜では、1日あたりサラダを5杯程度が目安となっています。
この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけましょう。
また、栄養バランスの良い食事を毎日続けるのは大変ですよね。
そこで59種類の豊富な栄養素をバランス良く含む石垣島ユーグレナのような素材をうまく取り入れる方法もおすすめです。
また、ユーグレナの特有成分であるパラミロンが免疫力向上に役立つという研究結果もあるので、特におすすめです。

納得

これなら、普段から意識出来ますね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうですね!継続することが大切なので、健康的な生活を続けましょう!

まとめ

まとめ

自己免疫疾患やアレルギーなどの症状は免疫機能のバランスが崩れることによって引き起こされます。
免疫機能のバランスは免疫力が下がることで崩れてしまう可能性があります。
つまり、免疫力を保つ健康的な生活を送ることでバランスを保ち、自己免疫疾患やアレルギーの予防につながるのです。
みなさんも今日から意識して健康的な生活を送ってみてはいかがでしょうか。

納得

今日は免疫の過剰反応について教えていただきありがとうございました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

いえいえ、免疫力を下げないように気をつけましょう!

納得

はい、ありがとうございます!

鈴木 健吾

監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)

東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。

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