たんぱく質が免疫力を上げる!?たんぱく質の効果やおすすめの食品を4つ紹介 !
たんぱく質に免疫力を上げる効果が期待できるっていう話を聞いたんですけど本当ですか?
ユーグレナ 鈴木
はい!たんぱく質は免疫力を上げる効果が期待出来ます!ただ摂りすぎには注意が必要です!
なるほど!詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
では、今回はたんぱく質と免疫力についてや、たんぱく質を含むおすすめの食品などを紹介していきます!
たんぱく質と免疫力の関係
たんぱく質は、炭水化物、脂質とともにエネルギーを生み出す栄養素のひとつで、全ての動植物の細胞を構成する主要な成分です。
人にとっては、筋肉、臓器、皮膚、毛髪などの身体を構成する成分、ホルモン、酵素、抗体など免疫機能に関わる成分で、生命の維持に欠かせません。
たんぱく質が不足すると成長障害や体力、筋肉量などが減少してしまいます。
体力が低下すると免疫機能が鈍り、筋肉が落ちると代謝が悪くなり、免疫細胞の循環が悪くなるので、免疫力が下がることにつながります。
免疫力を上げるためにも、たんぱく質の摂取は非常に重要なのです。
なるほど!たんぱく質を摂取することは免疫力を上げるために大切なんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!次は実際にどれくらい摂取すればいいのかなどを解説します!
たんぱく質の1日の摂取目安量
一日に必要なたんぱく質は摂取エネルギーの13~20%が理想とされています。
そのため、たんぱく質の推奨量は成人男性が一日60g、成人女性は一日50gとなっています。
食品にたんぱく質がどれくらい含まれているかというと、卵1個で約2.5g、ヨーグルト100g当たり約3.6g、パルメザンチーズ100g当たり約44.0g、鮭1切れ当たり約22.8gとなっています。
たんぱく質の摂取量は、多すぎても少なすぎても身体に悪影響があります。
では、たんぱく質が不足したり、摂りすぎたりするとどういう影響があるのか説明します。
たんぱく質が不足すると
たんぱく質は筋肉を生成するのに必要な栄養素なので、たんぱく質が不足すると筋力の低下につながります。
筋力の低下により、代謝が落ちることが明らかになっています。
代謝が落ちると、免疫細胞を運んでいる血液の流れが悪くなるので、免疫力が下がってしまいます。
免疫力が下がってしまうのを防ぐためにも意識してたんぱく質を摂取しましょう。
たんぱく質を摂りすぎると
たんぱく質を過剰に摂取すると腎臓の負担が大きくなり、腎機能に支障をきたす可能性があります。
腎機能が低下するとむくみや頻尿、貧血などの症状を引き起こしてしまいます。
さらに、たんぱく質の過剰摂取によって血液が酸性になります。
酸性になると血液の濃度を中和するためにカルシウムを消費するので骨粗しょう症につながる危険があります。
現代の食生活ではたんぱく質を摂りすぎることは考えづらいですが、サプリメントなどを使用する際は気をつけてください。
摂りすぎも摂らなさすぎもダメなんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!ですので1日50~60gを目安に摂取してください!
たんぱく質を豊富に含む免疫力を上げる食品4選!
先ほど、たんぱく質を摂取することは、免疫力をあげることにつながると説明しました。
次は、実際にたんぱく質を多く含んでいる、免疫力を上げる効果が期待できるおすすめの食品を4つ紹介します。
鮭
鮭はたんぱく質以外にアスタキサンチンやビタミンDが多く含まれています。
アスタキサンチンは鮭の身がオレンジ色になっている理由の栄養素で、活性酸素を除去する抗酸化作用をもっています。
活性酸素は免疫力が下がる原因になるので、抗酸化作用をもつ栄養素を摂取することは免疫力を上げることにつながるのです。
つまり、鮭を食べることでたんぱく質を摂取できるほか、アスタキサンチンによっても免疫力を上げる効果が期待できるのです。
ヨーグルト
ヨーグルトは、牛乳を乳酸菌で発酵させたもので、たんぱく質が豊富に含まれています。
また、乳酸菌は腸に達すると腸内の悪玉菌を抑えて、有害な物質が作られるのを防ぐという、腸内環境を整えるはたらきがあります。
腸は人間の免疫作用に大きく影響する免疫細胞が多く集まっています。
ですので、腸内環境を整えることは免疫力をアップさせる上で非常に重要です。
乳酸菌を豊富に含んだヨーグルトを食べることによって、さらに効果的に免疫力を上げることが期待できます。
ヨーグルトについては以下の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
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納豆
納豆にはたんぱく質の他にも納豆菌や食物繊維などの栄養素が含まれています。
納豆に含まれている納豆菌には整腸作用が期待できます。
また、食物繊維は腸内環境を整える以外にも、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな効果が期待できます。
そして納豆菌や食物繊維を摂取して、腸内環境を整える効果ことで、免疫力を上げる効果が期待できます。
納豆に関しては、以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください!
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チーズ
チーズにはたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルが多く含まれています。
チーズには免疫力を高めるほか、高血圧の予防や疲労回復も期待できます。
ただし、チーズを食べすぎると肥満の原因になるので、一日にスライスチーズ2枚を目安に摂取するようにしましょう。
チーズに関しては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
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なるほど!これらの食品がおすすめなんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!ぜひ日頃から食べてみるようにしてください!
免疫力を上げるには健康的な生活も大切!
ここまで、たんぱく質と免疫力の関係や、たんぱく質を豊富に含むおすすめの食品を紹介しました。
たんぱく質を摂取することは免疫力を上げるために重要な方法の1つだということを分かっていただけたかと思います。
次は、たんぱく質を摂取する以外にも大切な免疫力を上げる方法を紹介します。
適度な運動
免疫力を高める要素の1つとして適度な運動があげられます。
1時間以内の比較的短時間の運動をすることで、ナチュラルキラー細胞が増殖します。
ナチュラルキラー細胞は常に体内をパトロールし、ウイルス感染細胞やがん細胞などを見つけるといち早く発見して、攻撃するという免疫機能をもった細胞です。
つまり、運動をしてナチュラルキラー細胞を増やすことで、免疫力を上げる効果が期待できます。
しかし、過度な運動には注意が必要です。
激しい運動やトレーニングをすると、免疫力が下がりやすく、風邪を引きやすいと研究で明らかになっています。
適度な運動の目安を以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
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十分な睡眠
睡眠と免疫力が関係していることはさまざまな研究によって明らかになっています。
アメリカの研究では睡眠時間が7時間以上だった人に比べて、6時間未満の人が風邪を引く確率は4.2倍高いということがわかっています。
厚生労働省によると、睡眠時間の目安は、昼間に眠気で困らない程度の睡眠をとることで、具体的に6~8時間ほどの睡眠時間を推奨しています。
また、睡眠時間の長さだけではなく、睡眠の質も免疫力に関係しています。
寝つきが悪い、夜中に目が覚めてしまうなどの要因で、睡眠時間全体の2〜8%が眠れなかった場合、ぐっすり眠れた人に比べて約5倍も風邪を引きやすいというデータが出ています。
睡眠の質を上げるためには、寝る前のアルコール、カフェインの摂取を下げること、室温や光の調節などリラックスできる環境を作ること、眠くなってから寝床に入ることがあげられます。
このように免疫力を保つために、睡眠の長さと質の両方に気をつけましょう。
免疫力と睡眠の関係についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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バランスの良い食事
免疫力を上げる、保つためには栄養バランスの良い食事を日頃から心がけることが大切です。
そして、免疫力を保つためには腸の環境を改善し、そのはたらきを活発にすることが重要です。
栄養バランスの良い食事をすることと、規則正しく食事をとることで、腸の環境を良い状態で保ちましょう。
バランスの良い食事の基準として、厚生労働省では食事バランスガイドを作成しています。
出典:食事バランスガイド(基本編)
食事バランスガイドでは「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」を1日にどれくらい摂取したらよいかがわかります。
例えば主食であれば、1日あたりごはん中盛りを4杯程度が目安となっています。
野菜類である副菜では、1日あたりサラダを5杯程度が目安となっています。
この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけましょう。
また、栄養バランスの良い食事を毎日続けるのは大変ですよね。
そこで59種類の豊富な栄養素をバランス良く含む石垣島ユーグレナのような素材をうまく取り入れる方法もおすすめです。
また、ユーグレナの特有成分であるパラミロンが免疫力向上に役立つという研究結果もあるので、特におすすめです。
なるほど!たんぱく質以外に、健康的な生活を送ることも免疫力を上げるのに大切なんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!ぜひ毎日健康的な生活を送るようにしてください!
まとめ
免疫力を上げるためにたんぱく質を摂取することはとても大切です。
たんぱく質の推奨量である成人男性は一日60g、成人女性は一日50gという量を意識しましょう。
また、運動や睡眠なども免疫力を上げるために効果的なのでぜひ健康的な生活を送るようにしてください。
今日はたんぱく質と免疫力について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、免疫力を上げるためにぜひたんぱく質を摂取してみてください。
はい、ありがとうございます!
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。