コーヒーって身体に良いの?コーヒーに含まれる栄養素と期待できる効果について解説!
よくコーヒーを飲むんですけど、コーヒーに栄養は含まれているんですか?
ユーグレナ 鈴木
コーヒーには三大栄養素こそあまり含まれていませんが、カフェインなどの栄養素が含まれているんですよ!
そうなんですね!コーヒーについてもっと詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
はい!まずはコーヒーに含まれている栄養素について解説していきます!
コーヒーって身体に良いの?
以下の表は、コーヒーに含まれている栄養素と、毎日の摂取が推奨される代表的な栄養素をまとめたものです。
栄養成分 | 含有量 | 推奨摂取量 |
たんぱく質 | 0.2g | 65g |
炭水化物 | 0.7g | 320g |
脂質 | 0.1g | 50g |
食物繊維 | 0g | 21g |
ビタミンA | 0μg | 860μg |
ビタミンC | 0mg | 100mg |
ビタミンD | 0μg | 8.5μg |
ビタミンE | 0mg | 6.0mg |
カリウム | 65mg | 3000mg |
マグネシウム | 6mg | 340mg |
※含有量は、文部科学省の「食品成分データベース
」を参考にコーヒー(し好飲料類/<コーヒー・ココア類>/コーヒー/浸出液)100gあたりの値を記載しております。
※1日の推奨摂取量は、厚生労働省の「
日本人の食事摂取基準(2020年版)
」を参考に、成人男性(18~29歳)の1日の値を記載しております。
コーヒーは、三大栄養素の含有量は低いので、コーヒーだけで主要な栄養素の推奨量を摂取するのはむずかしいといえます。
ですが、コーヒーには、眠気を覚ましてくれるカフェインなどが含まれているのです。
なるほど!コーヒーにはそのような栄養素が含まれているんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!続いて、コーヒーに含まれる栄養素について詳しく解説していきます!
コーヒーに含まれる栄養素
上記の表で、コーヒーには三大栄養素があまり含まれていないということを解説しました。
ですが、コーヒーを毎日飲んでいる人も多いのではないでしょうか?
そんなコーヒーには身体に良い栄養素も含まれているので紹介します。
カフェイン
カフェインには苦味があり、コーヒーに含まれている代表的な成分です。
一般的なコーヒーには200ml(コップ1杯)あたりおよそ100mgのカフェインが含まれています。
コーヒーの他に緑茶、紅茶、玉露などにもカフェインが含まれています。
カフェインは「アデノシン」という眠気の原因になる物質のはたらきを抑制する効果があるとされています。
このため、カフェインには眠気を覚ます効果が期待できます。
その他にも、カフェインには抗アレルギー作用、偏頭痛解消作用、脂肪燃焼効果などがあるとされています。
クロロゲン酸
コーヒーには、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれています。
クロロゲン酸の効果として活性酸素のはたらきを抑える抗酸化作用があげられます。
活性酸素には皮膚や粘膜を劣化させるはたらきがあるため、クロロゲン酸によってそのはたらきを抑えることで免疫力を保つ効果があるとされています。
また、クロロゲン酸には美肌効果、2型糖尿病やがんを予防する効果があるとされています。
加えて、クロロゲン酸には血液をサラサラにする効果があるとされているため、脳梗塞、心筋梗塞の予防に役立つとされています。
コーヒーには身体に良い栄養素が含まれているんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!次にコーヒーに期待できる嬉しい効果を紹介します。
コーヒーに期待できる嬉しい効果5選
コーヒーには、ポリフェノールなどの身体に良い栄養素が含まれています。
以下では、コーヒーに含まれている栄養素が身体にどのような嬉しい効果をもたらしてくれるのか解説していきます。
眠気覚まし効果
コーヒーに含まれているカフェインには、眠気を覚ますはたらきがあります。
カフェインが眠気を覚ましてくれるというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか?
カフェインには、眠気の原因になる「アデノシン」のはたらきを抑制する効果が期待できます。
このため、コーヒーを飲んでカフェインを摂取すると眠気が覚めるとされています。
また、コーヒーを飲んだ後およそ30分後には、眠気を覚ます効果があらわれ、その効果は2時間から4時間持続するとされています。
糖尿病予防
コーヒーには、食習慣や運動不足が主な原因とされる2型糖尿病の予防効果が期待できます。
国立国際医療研究センターが行った研究によると、コーヒーを飲む回数が「1日に3~4杯」の人は、「ほとんど飲まない」人に比べて、2型糖尿病を発症するリスクが低下する可能性があるということです。
また、ハーバード大学の研究でも「コーヒーを飲む量を増やした人」の方が糖尿病を発症するリスクが低下したとされています。
コーヒーに含まれるカフェインが脂肪の分解や燃焼を促し、結果として糖尿病を予防できるのではないかとされています。
認知症予防
日常的にコーヒーを飲むことで認知症の発症を抑えられる可能性があります。
慶應義塾大学の研究で、コーヒーに含まれるピロカテコールという物質が認知症予防に役立つということが示唆されました。
一般的に、ピロカテコールは毒性のある物質だとされています。
しかし、コーヒーに含まれているピロカテコールの量はわずかで身体に害は無く、むしろ良い影響を与えるとされています。
認知症は一度発症すると完治するのはむずかしいとされています。
そのためコーヒーを飲むことで認知症をあらかじめ予防しましょう。
二日酔い解消効果
深酒をしてしまった翌朝、二日酔いで頭がガンガンしてしまうこともありますよね。
そんな時はコーヒーが有効かもしれません。
二日酔いの原因は、分解されずに体内に残留したアルコールが、アセトアルデヒドに変化して、血管を拡張することだとされています。
コーヒーに含まれるカフェインには血管を収縮させる効果があるとされています。
このように、コーヒーに含まれるカフェインには二日酔いを解消できる可能性があります。
がん予防
コーヒーはがんの発症を抑えてくれる可能性があります。
コーヒーに含まれるクロロゲン酸には抗酸化作用があるとされています。
抗酸化作用は、免疫力を下げる原因の活性酸素を減らす役割があるので、免疫力を保つ効果が期待できます。
免疫力を保つことによって、がんになるリスクを下げることができます。
その中でも、とりわけ肝臓がんを予防する効果が高いとされています。
肝臓がんは糖尿病を患っている人が発症しやすい傾向にあるとされています。
先ほど説明したように、コーヒーには糖尿病を予防する効果が期待できます。
そして、コーヒーを飲んで糖尿病を予防することで、肝臓がんの予防にもつながるのです。
なるほど!コーヒーは身体に良い飲み物だったんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!ぜひコーヒーを飲んでみてください!
コーヒーを飲む際の注意点
身体に良い影響がたくさんあるコーヒーですが、飲みすぎないように注意することも必要です。
飲みすぎてしまうと身体に良くない影響があらわれる場合もありますので解説します。
1日の摂取量
コーヒーに含まれるカフェインの摂取しすぎには注意が必要です。
厚生労働省ではカフェインを過剰に摂取した場合、さまざまな健康被害をもたらす可能性があると発表されています。
また、厚生労働省ではカフェインの摂取量の目安としていくつかの例を示しています。
例えば、カナダ保健省はカフェインの摂取量を1日400mg以下に抑えるように注意を呼びかけています。
これはコーヒーカップ4~5杯に相当する量のカフェインです。
また、カフェインを一度に大量に摂取すると嘔吐や下痢の原因になる場合もあります。
カフェインの1回の摂取量が200mgを超えないように注意しましょう。
飲みすぎると?
コーヒーの過剰摂取が続くと、コーヒーの摂取を中断した際に、頭痛や不快感が生じてしまう場合があります。
また、コーヒーに含まれているカフェインが睡眠の質を下げてしまう可能性もあります。
寝る直前にはなるべくコーヒーを飲まないように気をつけましょう。
コーヒーは、飲みすぎないように注意をすることが大切なんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!適度にコーヒーを飲んで健康的な生活を目指しましょう!
まとめ
コーヒーにはさまざまな身体に良い栄養素が含まれています。
コーヒーにはがん予防や二日酔い解消のような嬉しい効果が期待できることを理解いただけたかと思います。
飲みすぎないように気をつけながら、カフェインなどの栄養素が含まれているコーヒーを飲んでみましょう。
また、必要な栄養素を効率よく摂取する上でユーグレナがおすすめです。
ユーグレナには59種類もの栄養素がバランス良く含まれています。
ユーグレナに含まれている成分や、ユーグレナに期待できる嬉しい効果について、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
こちらの記事も読まれています
今日はコーヒーについて教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、健康のためにもぜひコーヒーやユーグレナを飲んでみてください。
はい、ありがとうございます!
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。