ココナッツミルクって身体に良いの?ココナッツミルクに含まれる栄養素と期待できる効果について解説!
ココナッツミルクが身体に良いって聞くんですけど、本当ですか?
ユーグレナ 鈴木
はい!ココナッツミルクには身体に良い栄養素が多く含まれているんです!
そうなんですね!どんな栄養素が含まれているんですか?
ユーグレナ 鈴木
はい!それではココナッツミルクに含まれている栄養素について解説していきます!
ココナッツミルクって身体に良いの?
以下の表は、ココナッツミルクに含まれている栄養素と、毎日の摂取が推奨される代表的な栄養素をまとめたものです。
栄養成分 | 含有量 | 推奨摂取量 |
たんぱく質 | 1.9g | 65g |
炭水化物 | 2.8g | 320g |
脂質 | 16g | 50g |
食物繊維 | 0.2g | 21g |
ビタミンA | 0μg | 860μg |
ビタミンC | 0mg | 100mg |
ビタミンD | 0μg | 8.5μg |
ビタミンE | Tr mg | 6.0mg |
カリウム | 230mg | 3000mg |
マグネシウム | 28mg | 340mg |
※含有量は、文部科学省の「食品成分データベース
」を参考に、ココナッツミルク(果実類/ココナッツ/ココナッツミルク)100gあたりの値を記載しております。
※1日の推奨摂取量は、厚生労働省の「
日本人の食事摂取基準(2020年版)
」を参考に、成人男性(18~29歳)の1日の値を記載しております。
ココナッツミルクは三大栄養素の含有量が低いため、他の食べ物と組み合わせてバランス良く栄養を摂取することが大切です。
ココナッツミルクには塩分を調節するカリウムが含まれており、高血圧を予防する効果が期待できます。
そのため、血圧が高くて悩んでいる方にはココナッツミルクがおすすめです。
なるほど!ココナッツミルクにはカリウムなどが含まれているんですね。
ユーグレナ 鈴木
そうなんです。次にココナッツミルクに含まれる栄養素について詳しく解説していきます!
ココナッツミルクに含まれる栄養素
ココナッツミルクは、成熟したココナッツの固形胚乳から生成される飲み物で、インドネシアやフィリピンなど東南アジアが主要な産地です。
そんなココナッツミルクにはさまざまな栄養素が含まれています。
そこで、具体的にどんな栄養素がココナッツミルクに含まれているのか解説していきます。
カリウム
一般的なココナッツミルクには200ml(コップ1杯)あたりおよそ450mgのカリウムが含まれています。
カリウムは余分な塩分を排出するはたらきがあり、塩分の摂りすぎなどを調整してくれることにより、高血圧の予防や改善の効果が期待できます。
カリウムは多くの食べ物に含まれているため、日常生活を送っている中で健康に悪影響が出るほど不足することはありません。
しかし、厚生労働省が発表した日本人のカリウムの1日当たりの食事摂取基準に、同じく厚生労働省が発表した日本人のカリウムの1日当たりの平均摂取量は届いていません。
ですので、高血圧が気になる人は、少し意識してカリウムを摂取するよう心がけましょう。
マグネシウム
一般的なココナッツミルクには200ml(コップ1杯)あたりおよそ60mgのマグネシウムが含まれています。
マグネシウムはカルシウムなどと一緒に骨を形成している栄養素です。
そのため、カルシウムが不足すると骨の形成に良くない影響が生じる可能性があります。
ナトリウム
一般的なココナッツミルクには200ml(コップ1杯)あたりおよそ25mgのナトリウムが含まれています。
ナトリウムはカリウムとともに体内の水分バランスや細胞外液の浸透圧を維持するはたらきがあります。
また、他のミネラルが血液中に溶けるのを促進させるはたらきもあり、身体の成長には不可欠なミネラルになっています。
中鎖脂肪酸
ココナッツミルクには、中鎖脂肪酸が含まれています。中鎖脂肪酸は体内での消化スピードが早いため、短い時間でエネルギーとして消費できるでしょう。
このため、中鎖脂肪酸は脂肪として身体に蓄積されにくいという特徴があります。
中鎖脂肪酸が含まれているココナッツミルクを飲むことで、肥満の予防につながるでしょう。
ココナッツミルクにはこれらの栄養素が含まれているんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!続いて、ココナッツミルクに期待できる嬉しい効果について紹介していきます!
ココナッツミルクに期待できる嬉しい効果3選
上記で紹介したようにココナッツミルクにはカリウムなどの身体に良い栄養素が含まれていました。
以下で、ココナッツミルクに期待できる嬉しい効果を解説します。
高血圧予防
高血圧の原因の一つとして塩分の摂り過ぎがあります。
そして、ココナッツミルクに含まれているカリウムには身体から余分な塩分を排出するはたらきがあるとされています。
カリウムは多くの食べ物に含まれているため、日常生活の中で不足することはありませんが、高血圧が気になる方は少し意識してカリウムを摂取するようにしましょう。
また、そもそも高血圧の原因として肥満やストレス、喫煙などの、普段の生活習慣に関わるものもありますので、日頃の生活の中で気をつけるようにしましょう。
肥満予防
ココナッツミルクには中鎖脂肪酸が含まれています。
中鎖脂肪酸は消化吸収が早く、エネルギーとして消費されやすいため、体脂肪として蓄積されにくいという性質があります。
また中鎖脂肪酸を摂取することで、体脂肪の消費量が増えるという指摘もあります。
中鎖脂肪酸が含まれているココナッツミルクを飲んで、肥満予防を目指しましょう。
アルツハイマー病改善
ココナッツミルクに含まれている中鎖脂肪酸はアルツハイマー病を改善する効果があると示唆されています。
アルツハイマー病になってしまうと、脳のエネルギーとしてブドウ糖を使うことがむずかしくなるとされています。
中鎖脂肪酸を摂取することで生成されるケトン体は、ブドウ糖に代わって、脳のエネルギーとして活用できる可能性があるということです。
アルツハイマー病の原因や治療法については研究が続いていますが、ココナッツミルクを飲むことで、アルツハイマー病を改善できるかもしれません。
なるほど!ココナッツミルクを飲むと、たくさんの嬉しい効果が期待できるんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!次に、ココナッツミルクを飲む際の注意点を解説します!
ココナッツミルクを飲む際の注意点
上記で、ココナッツミルクには身体に良い栄養素が含まれていて、嬉しい効果が期待できることを紹介しました。
しかしココナッツミルクを飲む際には注意するべき点もあります。
一般的なココナッツミルクは200ml(コップ1杯)あたりおよそ300kcalとかなりカロリーが高いです。
そのため、ココナッツミルクを飲みすぎてカロリーオーバーにならないように注意しましょう。
上記で紹介したように、ココナッツミルクにはダイエット効果が期待できますが、飲みすぎると肥満の原因になってしまうかもしれません。
適切な量のココナッツミルクを飲んで、身体に良い食生活を目指しましょう。
なるほど!身体に良いからといってたくさん飲めば良いというわけではないんですね。
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!ココナッツミルクの飲みすぎには気をつけましょう!
まとめ
当記事ではココナッツミルクに含まれている栄養素や、ココナッツミルクに期待できる嬉しい効果について解説しました。
ココナッツミルクを飲むことで、高血圧や肥満などの予防につながることをご理解いただけたかと思います。
飲みすぎないように気をつけながら、さまざまな嬉しい効果が期待できるココナッツミルクを飲んでみましょう。
また、上記で紹介したようにココナッツミルクにはカリウムなどの栄養素が含まれていますが、ユーグレナにもカリウムなど、59種類もの栄養素がバランス良く含まれています。
ユーグレナに含まれている成分や、ユーグレナに期待できる嬉しい効果について、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
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今日はココナッツミルクについて教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、健康のためにもぜひココナッツミルクやユーグレナを飲んでみてください。
はい、ありがとうございます!
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。