豆乳って身体に良いの?豆乳に含まれる栄養素と期待できる効果について解説!
最近豆乳を飲んだんですけど、豆乳に栄養は含まれているんですか?
ユーグレナ 鈴木
豆乳には三大栄養素こそあまり含まれていませんが、鉄分などの栄養素が含まれているんですよ!
そうなんですね!豆乳についてもっと詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
はい!まずは豆乳に含まれている栄養素について解説していきます!
豆乳って身体に良いの?
以下の表は、豆乳に含まれている栄養素と、毎日の摂取が推奨される代表的な栄養素をまとめたものです。
栄養成分 | 含有量 | 推奨摂取量 |
たんぱく質 | 3.6g | 65g |
炭水化物 | 3.1g | 320g |
脂質 | 2.0g | 50g |
食物繊維 | 0.2g | 21g |
ビタミンA | 0μg | 860μg |
ビタミンC | 0mg | 100mg |
ビタミンD | 0μg | 8.5μg |
ビタミンE | 0.1mg | 6.0mg |
カリウム | 190mg | 3000mg |
マグネシウム | 25mg | 340mg |
※含有量は、文部科学省の「食品成分データベース
」を参考に豆乳(豆類/だいず/[その他]/豆乳/豆乳)100gあたりの値を記載しております。
※1日の推奨摂取量は、厚生労働省の「
日本人の食事摂取基準(2020年版)
」を参考に、成人男性(18~29歳)の1日の値を記載しております。
豆乳は、ビタミンの含有量が低く、豆乳だけで主要な栄養素の推奨量を摂取するのはむずかしいといえます。
ですが、豆乳には、ヘモグロビンを形成する鉄分や、代謝を助けてくれるマグネシウムが含まれているのです。
なるほど!豆乳にはこのような栄養素が含まれているんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!続いて、豆乳に含まれる栄養素について詳しく解説していきます!
豆乳に含まれる栄養素
豆乳は、大豆を水に浸してからすりつぶした後に、水と一緒に煮詰めて、金網やガーゼなどを使ってこすことで作られる飲み物です。
そんな豆乳には、鉄分やマグネシウムなどの身体に良い栄養素が含まれているので、以下で詳しく解説していきます。
鉄分
一般的な豆乳には、200ml(コップ1杯)あたりおよそ2.4mgの鉄分が含まれています。
鉄分は赤血球中のヘモグロビンなどを形成する重要な栄養素です。
鉄分が不足すると、貧血になったり疲れやすくなることもあるので注意が必要です。
鉄分は不足しがちな栄養素なので、鉄分が含まれている豆乳を飲むことをおすすめします。
マグネシウム
豆乳には、マグネシウムが含まれています。
マグネシウムは体内のさまざまな代謝を助け、筋肉の収縮や体温・血圧の調整にも役立っています。
体温は免疫力と関係していて、低体温の場合には免疫力に関わる細胞の活動が低下してしまいます。
なので、マグネシウムをしっかり摂取して、体温を正常な状態に保ちましょう。
ナイアシン
豆乳にはナイアシンが含まれています。
ナイアシンはビタミンBの一種で糖質、脂質、たんぱく質などの消化吸収を助けるはたらきがあります。
ナイアシンは魚や肉など多くの食材に含まれているため、通常の食事をしていれば、不足することはありません。
しかし、ナイアシンはアルコールを摂取すると、アルコールの代謝のために消費されます。
ですので、アルコールの過剰摂取には気をつけるようにしましょう。
葉酸
豆乳には葉酸が含まれています。
葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球の生産を助けるはたらきがあります。
そのため、葉酸には貧血を予防する効果が期待できます。
貧血の症状としては、めまいや立ちくらみなどがあげられます。
このような症状がある人は、葉酸を摂取することで、貧血の症状が和らぐかもしれません。
ビオチン
豆乳にはビオチンが含まれています。
ビオチンはビタミンBの一種で糖質、アミノ酸、脂質などの消化吸収を助けるはたらきがあります。
またビオチンは、炎症を予防したりアレルギーの症状を抑えるといった効果も期待されています。
ビオチンを摂取して、より健康的な生活を目指しましょう。
大豆イソフラボン
豆乳には大豆イソフラボンが含まれています。
大豆イソフラボンは、大豆が原料になっている食品に多く含まれている栄養素で、豆乳の他には納豆、豆腐、味噌、油揚げなどに含まれています。
大豆イソフラボンと女性ホルモンは分子構造が似ていて、更年期障害の軽減につながるとされています。
また大豆イソフラボンを摂取することで、骨粗しょう症の予防や美容効果につながるとされているのです。
大豆イソフラボンが含まれている豆乳を飲んで、より良い生活を目指しましょう。
また、ここまで黒豆の栄養素について解説をしてきましたが、さまざまな栄養を摂取するにはユーグレナもおすすめです。
ユーグレナには今回紹介したカルシウムやたんぱく質などを含む59種類の栄養素がバランス良く含まれています。
そして、ユーグレナと大豆イソフラボンを組み合わせることでも、骨密度の低下を抑制できるという研究があります。
ユーグレナについてや、ユーグレナと大豆イソフラボンの関係については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
豆乳には大豆イソフラボンやたんぱく質などの栄養素が含まれているんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!身体に欠かせない重要な栄養素が多く含まれているんですよ!
豆乳に期待できる嬉しい効果2選
上記で紹介したように、豆乳にはカルシウムや鉄分などの身体に欠かせない大切な栄養素が含まれています。
以下で、豆乳にどのような効果が期待できるのか詳しく解説していきます。
高血圧予防
高血圧の原因として、食塩の過剰摂取、お酒の飲みすぎ、運動不足の他にも遺伝などがあげられます。
また高血圧は脳卒中、心筋梗塞、心不全などの病気を引き起こすことがあるため注意が必要です。
高血圧を予防するための方法として、マグネシウムの摂取があげられます。
マグネシウムには、動脈を緩めて血圧を下げるはたらきがあります。
このため、マグネシウムを摂取することで高血圧の予防につながるでしょう。
貧血予防
貧血の原因のひとつとして鉄分の不足があげられます。
鉄分が不足すると、体内でヘモグロビンを生成することがむずかしくなってしまい、貧血につながる場合があるのです。
なので、鉄分が含まれている豆乳を飲むことで貧血の予防につながるでしょう。
また、ビタミンCには鉄分の吸収を助けるはたらきがあるとされています。
ビタミンCはブロッコリー、パプリカ、レモン、キウイフルーツなどに多く含まれています。
鉄分と一緒にビタミンCを摂取することでより良い効果につながるでしょう。
なるほど!豆乳を飲むと、貧血予防などの効果が期待できるんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!豆乳には嬉しい効果が期待できるのでぜひ飲んでみてください!
豆乳を飲む際の注意点
上記で、豆乳には身体に良い栄養素が含まれていて、嬉しい効果が期待できることを紹介しました。
しかし、豆乳を飲む際には注意するべき点もあるため、以下で解説します。
豆乳の飲みすぎには注意が必要です。
上記で紹介したように、豆乳には大豆イソフラボンが含まれています。
大豆イソフラボンの過剰摂取が長期間に及ぶと、身体に良くない影響が生じる可能性があるため気をつけましょう。
具体的には、大豆イソフラボンの1日あたりの摂取量が70~75mgを超えないように注意しましょう。
また、市販されている豆乳には糖分が加えてあることがあります。
豆乳を飲みすぎて、糖質過多にならないようにしましょう。
豆乳を飲む際にも注意点があるんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!豆乳の飲みすぎには注意しましょう!
まとめ
当記事では豆乳に含まれている栄養素や、豆乳に期待できる嬉しい効果について解説しました。
豆乳を飲むことで、骨粗しょう症や高血圧の予防につながることなどをご理解いただけたかと思います。
飲みすぎに注意しながら、さまざまな効果が期待できる豆乳を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
今日は豆乳について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、健康のためにもぜひ豆乳やユーグレナを飲んでみてください。
はい、ありがとうございます!
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。