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日本酒って身体に良いの?日本酒に含まれる栄養素と期待できる効果について解説!

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疑問

日本酒は身体に良いって聞いたんですけど本当ですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

身体に良い栄養素も含まれていますが、日本酒にはアルコールが含まれているので、控えめに摂取するのがおすすめです。

納得

そうなんですね!もっと詳しく教えてください!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!それでは、日本酒について詳しく解説していきますね。

日本酒って身体に良いの?

日本酒

日本酒には純米酒や本醸造酒、吟醸酒などの種類がありますが、含まれている栄養素に大きな違いはありません。
以下の表は、純米酒に含まれている栄養素と、毎日の摂取が推奨される代表的な栄養素をまとめたものです。

栄養成分 含有量 推奨摂取量
たんぱく質 0.4g 65g
炭水化物 3.6g 320g
脂質 Tr g 50g
食物繊維 0g 21g
ビタミンA 0μg 860μg
ビタミンC 0mg 100mg
ビタミンD 0μg 8.5μg
ビタミンE 0mg 6.0mg
カリウム 5mg 3000mg
マグネシウム 1mg 340mg

※含有量は、文部科学省の「食品成分データベース」を参考に日本酒( し好飲料類/<アルコール飲料類>/(醸造酒類)/清酒/純米酒)100gあたりの値を記載しております。
※1日の推奨摂取量は、厚生労働省の「 日本人の食事摂取基準(2020年版) 」を参考に、成人男性(18~29歳)の1日の値を記載しております。
※Tr:栄養素の含有量が最小記載量の1/10以上かつ5/10未満という意味です。
日本酒には三大栄養素があまり含まれていませんが、アデノシンやアミノ酸などの身体に良い栄養素が含まれています。
しかし、日本酒にはアルコールが含まれているため、摂取は控えめにすることが大切です。

納得

なるほど!日本酒にはアデノシンなどが含まれているんですね。

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうなんです。次に日本酒に含まれる栄養素について詳しく解説していきます!

日本酒に含まれる栄養素

栄養素

日本酒は米と水などを原料とし、発酵させて作るお酒です。
原料はシンプルですが、発酵の際に生まれる栄養素がそのまま残ります。
そのため、日本酒にはさまざまな栄養素が含まれていますので、以下で紹介します。

アデノシン

アデノシン

日本酒には他のお酒と比べてアデノシンが多く含まれています。
アデノシンは血管を広げて血液の流れを良くするはたらきがあります。
血行が改善されると、身体が温まったり筋肉がほぐれる効果が期待できます。
また、アデノシンは眠気を感じさせる効果も期待できます。

アミノ酸

アミノ酸

日本酒にはさまざまな種類のアミノ酸が含まれています。
アミノ酸にはイソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジンの9種類からなる必須アミノ酸というものがあります。
この必須アミノ酸は人の体内では作ることができず、外部から摂取する必要があります。
そして日本酒にはこの必須アミノ酸が含まれています。
アミノ酸が不足してしまうと、筋肉量が減ってしまったりと身体でさまざまな不調が起きてしまいます。
またアミノ酸は旨味やコクのもとになり、日本酒に含まれるアミノ酸の量は味わいを決めるものにもなります。
アミノ酸の量は日本酒のラベル等に記載されている場合もありますので、ぜひチェックしてみてください。

ビタミンB6

ビタミンB6

日本酒にはビタミンB6などのビタミンも含まれています。
ビタミンB6はたんぱく質の吸収に欠かせない栄養素です。
たんぱく質を多く摂取してもビタミンB6を摂取していないとたんぱく質をうまく身体に吸収できません。
身体を構成する重要な要素であるたんぱく質が不足すると、身体機能に影響をきたし、免疫力の低下につながることがあります。
ですので、免疫力を保つためには、ビタミンB6もバランスよく摂取する必要があるのです。
さらに、ビタミンB6が不足すると免疫力が低下するだけでなく、口内炎や結膜炎といった皮膚や粘膜の異常やけいれんや手足のしびれという神経の異常が起こります。
つまり、免疫力を上げるだけでなく、これらの症状を予防するためにもビタミンB6の摂取は欠かせません。

納得

日本酒にはこれらの栄養素が含まれているんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうなんです!続いて、日本酒に期待できる効果について紹介していきます!

日本酒に期待できる効果2選

効果

上記で紹介したように日本酒にはアデノシンなどの身体に良い栄養素が含まれています。
それでは、日本酒にはどのような効果が期待できるのでしょうか。
以下で、日本酒に期待できる効果を解説します。

血行促進効果

血行促進

上記で紹介した、日本酒に含まれているアデノシンは血管を広げて血液の流れを良くするはたらきがあります。
また、血管が広がり血液の流れが良くなることで他のさまざまな効果が期待できます。
血液の流れが良くなると身体が温まり、固まった筋肉をほぐすなどの効果が期待できます。
さらに、冷え性や肩こり、片頭痛などの改善も期待できるでしょう。

美肌効果

美肌

日本酒には発酵の過程で生まれる成分である麹菌が含まれています。
麹菌はシミの原因となるメラニンの生成を抑えるはたらきが期待できます。
そもそもシミは皮膚の中のメラノサイトでメラニンが過剰に作られてしまうことなどが原因としてあげられます。
そのため、麹菌によってメラニンの生成を抑えることによって、シミを予防する効果が期待できるのです。

納得

日本酒には血行促進効果などが期待できるんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!ただし飲みすぎには注意が必要です!

日本酒の推奨摂取量

推奨摂取量

上記で、日本酒に含まれる身体に良い栄養素や効果について解説をしてきました。
ただし、いくら日本酒が健康に良くても飲みすぎには注意が必要です。
アルコールは摂取しすぎてしまうと、生活習慣病の原因になります。
日本酒の適量として、厚生労働省が発表してる「健康日本21」の中では1日に1合(180ml)としています。
ただし、性別や体重、年齢、体質などによって個人差もあるので注意しましょう。

納得

なるほど、日本酒を飲む際にも注意することがあるんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうなんです!特にアルコールの摂取量には十分に気をつけましょう!

まとめ

まとめ

当記事では日本酒に含まれている栄養素や、日本酒に期待できる効果について解説しました。
日本酒を飲むことで、血行促進や美肌につながることをご理解いただけたかと思います。
ただし、日本酒にはアルコールが含まれているため飲みすぎには気をつけましょう。
また、効率良く栄養を摂取する上で、ユーグレナがおすすめです。
ユーグレナには身体に良い59種類もの栄養素がバランス良く含まれています。
ユーグレナに含まれている成分や、ユーグレナに期待できる嬉しい効果について、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

納得

今日は日本酒について教えていただきありがとうございました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

いえいえ、飲みすぎには注意が必要ですが、機会をみて日本酒を試してみてください!また、ユーグレナもおすすめです!

納得

はい、ありがとうございます!

鈴木 健吾

     
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)

東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。著書に『ミドリムシ博士の超・起業思考 ユーグレナ最強の研究者が語る世界の変え方』(日経BP)など。

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