きくらげって身体に良いの?きくらげに含まれる栄養素と期待できる嬉しい効果について解説!
最近きくらげを食べたんですけど、きくらげに栄養は含まれているんですか?
ユーグレナ 鈴木
きくらげには三大栄養素こそあまり含まれていませんが、食物繊維などの栄養素が含まれているんですよ!
そうなんですね!きくらげについてもっと詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
はい!まずはきくらげに含まれている栄養素について解説していきます!
きくらげって身体に良いの?
以下の表は、きくらげに含まれている栄養素と、毎日の摂取が推奨される代表的な栄養素をまとめたものです。
栄養成分 | 含有量 | 推奨摂取量 |
たんぱく質 | 0.6g | 65g |
炭水化物 | 5.2g | 320g |
脂質 | 0.2g | 50g |
食物繊維 | 5.2g | 21g |
ビタミンA | 0μg | 860μg |
ビタミンC | 0mg | 100mg |
ビタミンD | 8.8μg | 8.5μg |
ビタミンE | 0mg | 6.0mg |
カリウム | 37mg | 3000mg |
マグネシウム | 27mg | 340mg |
※含有量は、文部科学省の「食品成分データベース
」を参考にきくらげ(きのこ類/(きくらげ類)/きくらげ/ゆで)100gあたりの値を記載しております。
※1日の推奨摂取量は、厚生労働省の「
日本人の食事摂取基準(2020年版)
」を参考に、成人男性(18~29歳)の1日の値を記載しております。
きくらげは、三大栄養素の含有量が低く、きくらげだけで主要な栄養素の推奨量を摂取するのはむずかしいといえます。
ですが、きくらげには、便秘改善の効果が期待できる食物繊維や、カルシウムの吸収を助けるビタミンDなどが含まれているのです。
なるほど!きくらげにはこのような栄養素が含まれているんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!続いて、きくらげに含まれる栄養素について詳しく解説していきます!
きくらげに含まれる栄養素
きくらげには、身体に良いさまざまな栄養素が含まれています。
以下で、具体的にどんな栄養素がきくらげに含まれているのか解説します。
食物繊維
さまざまな種類のきのこに食物繊維が多く含まれていますが、きのこの中でもきくらげは特に食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維が多いとされているしいたけは100gあたり食物繊維は4.9g含まれていますが、きくらげは5.2g含まれています。
食物繊維は、腸内細菌のはたらきを助ける効果があるとされているため、腸内環境を整えてくれるでしょう。
この他にも食物繊維には、血糖値上昇の抑制や血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな効果が期待できます。
食物繊維は不足しがちな栄養素だと言われているので、きくらげを食べて食物繊維を摂取することを心がけましょう。
ビタミンD
食物繊維と同様に、さまざまな種類のきのこにビタミンDが多く含まれていますが、きのこの中でもきくらげは特にビタミンDが豊富に含まれています。
ビタミンDが多いとされるまいたけ100gあたり4.9μg、エリンギ100gあたり1.2μgビタミンDが含まれていますが、きくらげ100gあたりには8.8μgビタミンDが含まれています。
ビタミンDはカルシウムの吸収を促進してくれる成分で、日光を浴びることによって体内で合成することができます。
カルシウムの吸収が促進されることで丈夫な骨を作り出したり、筋肉の発達にも作用します。
食品からビタミンDを摂取しようとした場合にはきのこや魚類などの限られた食品からしか摂取することができません。
ビタミンDが含まれているきくらげを食べて、より健康的な生活を目指しましょう。
β-グルカン
きくらげにはβ-グルカンが含まれています。
β-グルカンは食物繊維の一種で、免疫細胞のはたらきを活発にするとされ、免疫力を上げる効果が期待できます。
他にも、β-グルカンには腸内環境を整えたり、コレステロールを下げる効果が期待できるのです。
また、きくらげに含まれているβ-グルカンはユーグレナにも豊富に含まれています。
ユーグレナにはパラミロンと呼ばれるβ-グルカンの一種である独自の栄養素が含まれています。
そして、パラミロンは免疫力の維持やアトピー性皮膚炎の症状緩和など、さまざまな嬉しい効果が期待ができます。
パラミロンについて、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
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きくらげにはこれらの栄養素が含まれているんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!次にきくらげに期待できる嬉しい効果を紹介します!
きくらげに期待できる嬉しい効果4選
上記で紹介したように、きくらげには食物繊維などの身体に欠かせない大切な栄養素が含まれています。
それでは、きくらげにはどのような効果があるのでしょうか。
以下で、きくらげに期待できる嬉しい効果について解説していきます。
便秘改善
きくらげには食物繊維が含まれています。
食物繊維の中でも不溶性食物繊維と呼ばれる水に溶けにくい食物繊維が含まれています。
不溶性食物繊維は、水分を吸収して大きく膨らみ腸を刺激するはたらきがあるため、便秘改善の効果が期待できます。
便秘を改善するためにも、きくらげが含まれている食事を取り入れてみましょう。
肥満予防
きくらげには食物繊維が含まれています。
食物繊維を摂取することで血糖値の上昇を抑えたり、血液中のコレステロールの濃度を下げる効果があるとされています。
このため、食物繊維を摂取することで肥満予防につながるでしょう。
肥満は心筋梗塞や脳卒中を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
食物繊維が含まれているきくらげを食べて、肥満の予防を目指しましょう。
骨粗しょう症の予防
きくらげにはカルシウムとビタミンDが含まれています。
そもそも骨粗しょう症とは、骨の密度が減少し骨折などをしやすくなってしまうことをいいます。
そして、骨粗しょう症の主な原因はカルシウムが不足してしまうことです。
きくらげに含まれるビタミンDはカルシウムの吸収を促進する効果が期待できます。
そのため、きくらげを食べることで骨粗しょう症の予防が期待できるでしょう。
免疫力アップ
きくらげにはβ-グルカンが豊富に含まれています。
β-グルカンは免疫細胞のはたらきを活性化させる効果があるとされています。
このため、β-グルカンを摂取することで免疫力を上げることができるでしょう。
免疫力を上げることで風邪や感染症の予防につながります。
β-グルカンが含まれているきくらげを食べて、より健康的な生活を目指しましょう。
また、ユーグレナにもβ-グルカンを含むさまざまな身体に良い栄養素が含まれています。
β-グルカン以外にも、さまざまな栄養素をバランス良く摂取することで、免疫力を高める効果が期待できますので、ぜひユーグレナを摂取してみてください。
ユーグレナと免疫力の関係については、以下の記事をご覧ください。
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きくらげを食べることでこのような嬉しい効果が期待できるんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!ぜひきくらげを食べてみてください!
美味しいきくらげの選び方
上記で、きくらげに身体に良い栄養素が含まれていて、整腸効果などの嬉しい効果が期待できることを解説しました。
せっかくきくらげを食べるなら、美味しいきくらげが食べたいですよね。
そこで、美味しいきくらげを食べるための選び方を紹介します。
きくらげは肉厚でツヤがあり、色が濃くてカサの大きなものがおすすめです。
ただし、きくらげがやわらかくなっているものは鮮度が落ちているので避けるようにしましょう。
また、きくらげの表面に白い粉のようなものがついている場合がありますが、これはきくらげの胞子なので、洗えば落ちますし食べても問題ありません。
なるほど!美味しいきくらげの選び方がわかりました!
ユーグレナ 鈴木
はい!美味しいきくらげを選んで健康的な生活を目指しましょう!
きくらげを食べる際の注意点
上記で、きくらげには身体に良い栄養素が含まれていて、嬉しい効果が期待できることを紹介しました。
しかし、きくらげを食べる際には注意するべき点もあります。
きくらげには食物繊維が含まれています。
上記で紹介したように、食物繊維には肥満予防といった嬉しい効果が期待できます。
しかし、食物繊維を大量に摂取するとお腹を壊してしまう可能性があるため気をつけましょう。
厚生労働省が定めた日本人の食事摂取基準によると、1日あたりの食物繊維の目標摂取量は男性21g以上、女性18g以上としています。
これを目安にして食物繊維を摂取してください。
きくらげを食べる際にも注意点があるんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!きくらげの食べすぎには気をつけましょう!
まとめ
当記事ではきくらげに含まれている栄養素や、きくらげに期待できる嬉しい効果について解説しました。
きくらげを食べることで、肥満などの予防につながることをご理解いただけたかと思います。
食べすぎないように気をつけながら、さまざまな嬉しい効果が期待できるきくらげを食べてみましょう。
今日はきくらげについて教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、健康のためにもぜひきくらげやユーグレナを食べてみてください。
はい、ありがとうございます!
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。