花粉症を抑えるには緑茶!?花粉症対策が期待できる飲み物や習慣を紹介!
花粉症に悩んでいて…何か花粉症の症状を軽くする飲み物ってあるんですか?
ユーグレナ 鈴木
例えば緑茶がおすすめですよ!緑茶に含まれるカテキンが花粉症に効果的なんです!
どんなものがあるんですか?ぜひ教えてください!
ユーグレナ 鈴木
では、今回は花粉症に効果的な飲み物などを紹介していきます!
花粉症の対策に効果的な飲み物5選!
花粉症を発症すると鼻水や鼻づまり、目のかゆみなどさまざまな辛い症状が現れてしまいます。
そこで、花粉症をなるべく抑えるために効果的な飲み物を5つ紹介します。
緑茶
緑茶にはカテキンという栄養素が含まれています。
カテキンは花粉症などのアレルギー反応の原因となるマスト細胞の活性化を抑制し、鼻のかゆみや鼻づまりの原因であるヒスタミンの放出を抑えると考えられています。
実際、カテキンを含む飲み物を飲むとスギ花粉症の鼻の症状、目の症状が緩和されることが研究で明らかになっています。
また、花粉によるアレルギー性鼻炎だけでなく、ほこりやダニなどのハウスダストが原因のアレルギー性鼻炎にも効果があることがわかりました。
これらの結果から、カテキンが含まれた緑茶は、花粉症対策に効果的な飲み物だといえます。
緑茶に関しては以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
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甜茶
甜茶には甜茶ポリフェノールと呼ばれる抗炎症、抗アレルギー作用をもった栄養素が含まれています。
甜茶ポリフェノールは鼻のかゆみや鼻づまりの原因となるヒスタミンの放出を抑え、アレルギー症状を抑制するといわれています。
実際、スギ花粉症に対する甜茶の研究によると、スギ花粉が飛散する前から甜茶を飲むことで、スギ花粉症の症状を予防する効果が確認されました。
この研究結果から、スギ花粉の飛散時期である2~4月の少し前からあらかじめ甜茶を飲むことが花粉症の対策として効果的だといえます。
ハーブティー
ハーブには花粉症の原因物質であるヒスタミンの放出を抑える作用や、抗酸化作用、抗炎症作用が確認されています。
くしゃみや鼻水、目のかゆみを和らげるエルダーフラワーティーや、鼻づまりに効果があるといわれるネトルティー、リラックス効果のあるカモミールティーなどがあります。
ハーブティーといっても種類が多く、花粉症対策として効果が見込めるハーブティーもたくさんあるので、自分の好きなハーブティーを見つけてみましょう。
ヨーグルト飲料
乳酸菌には花粉症などのアレルギーを抑制する効果があるといわれています。
アレルギーを持つ人の腸内細菌を調べると、善玉菌の数が健康的な方よりも少ないことが明らかになっています。
乳酸菌は腸内の善玉菌の数が増えるのを手伝い、悪玉菌の数を抑えるはたらきがあり、腸内環境を整えます。
このはたらきから、乳酸菌を含むヨーグルト飲料を摂取することで花粉症の対策として効果が期待できます。
ヨーグルトに関しては以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
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ユーグレナ飲料
ユーグレナ飲料は花粉症の症状に対して効果的だということが分かっています。
研究によると、ユーグレナに含まれるパラミロンという成分が花粉症の症状を直接和らげるといわれています。
また、食物繊維は腸内環境を整える作用や、善玉菌のエサになり、善玉菌を増やすはたらきがあるので花粉症対策に有効な成分といわれています。
ユーグレナは海藻と同じ藻の仲間で、食物繊維を豊富に含んでいるので腸内環境を改善し、花粉症を和らげる効果が期待できます。
研究の詳しい内容については以下の記事をご確認ください。
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なるほど!これらの飲み物なら簡単に手に入りますね!
ユーグレナ 鈴木
そうですね!色々なものを飲んで自分に合う飲み物を見つけてみてください!
花粉症の対策で避けるべき飲み物3選!
花粉症の対策が期待できる飲み物を紹介しました。
次は、逆に花粉症が悪化しかねない、避けるべき飲み物を3つ紹介します。
お酒
飲酒をすると、アルコールによって血管が拡張され、鼻づまりや目の充血などの症状が起きやすくなってしまいます。
また、アルコールが体内で分解されるときにアセトアルデヒドという物質を生み出します。
アセトアルデヒドは花粉症の原因となるヒスタミンの放出を促す作用があるので、くしゃみや鼻づまりを悪化する可能性もあります。
お酒の飲み過ぎには気をつけましょう。
トマトや果物ジュース
トマトや果物などに含まれるアレルギー物質は花粉のアレルギー物質と構造が似ているので、花粉症の人がトマトや果物を食べたときに、口腔アレルギーが発症する可能性があります。
口腔アレルギーとは、生野菜や果物に含まれるアレルギーの原因物質が口の中の粘膜に触れて起こるアレルギー反応です。
花粉症といったアレルギー症状が起きている間は他のアレルギー症状への耐性も弱まるので、注意が必要です。
トマト、果物ジュースの飲み過ぎには気をつけましょう。
牛乳
上で記述したように、花粉症の対策には、腸内の善玉菌の数を増やすことが効果的でした。
適量であれば問題ないですが、高脂質、高たんぱくな牛乳の飲みすぎには注意しましょう。
なぜなら、脂質を摂りすぎると善玉菌を減らす悪玉菌を腸内に増やしてしまい、花粉症を悪化させてしまう可能性があります。
また、たんぱく質も摂取しすぎると、腸内で分解しにくくなり、腸内環境が悪化してしまいます。
牛乳の成分や効果に関しては以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
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なるほど!飲み過ぎには注意が必要なんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうです!次は飲み物以外で花粉症を抑える方法を紹介します!
飲み物以外の花粉症の対策に効果的な習慣
先ほど、花粉症対策に効果的な飲み物を紹介しましたが、飲み物以外でも花粉症の対策が取れます。
次は、花粉症の対策に効果的な習慣を紹介します。
質の良い睡眠
睡眠不足は、免疫力を下げたりホルモンのバランスを崩しやすくなったりと、花粉症の症状を悪化させる原因になる可能性があります。
花粉症の症状が出始めると鼻がつまったりくしゃみが出るので寝つきが悪くなり、さらに睡眠不足になるという悪循環に陥ってしまいます。
普段から質の良い睡眠がとれる環境をつくることで、花粉症の対策につながります。
睡眠に関しては以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
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禁煙
たばこの煙は、鼻の粘膜を直接刺激するので、鼻づまりなどの花粉症の症状を悪化させる原因になってしまいます。
また、たばこを吸わない人も近くにたばこを吸っている人がいるとその煙の影響で鼻の粘膜が刺激を受けます。
さらに、たばこの煙以外にも排気ガスやpm2.5も刺激の原因になるので、外出の際にはマスクをつけ、部屋の中では空気清浄機を使うことをおすすめします。
ストレスの発散
ストレスを溜めすぎると、自律神経のバランスを崩し、免疫力が下がってしまいます。
ストレスを溜めすぎたせいで自律神経のバランスが崩れると、睡眠不足につながってしまい、花粉症を悪化させてしまいます。
また、免疫力が下がると、わずかな花粉に過剰に反応してしまい、花粉症を発症しやすくなります。
日頃から、趣味や運動でストレスを発散することで、花粉症を悪化させないことにつながるのです。
飲み物以外でも花粉症の対策ができるんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!なので日頃から意識し、健康的な生活を心がけましょう!
まとめ
いきなり、花粉症対策として効果的な飲み物を飲んで効き目が出るわけでも、花粉症が治るわけでもありません。
日頃から花粉症が悪化しないように意識することが大切です。
今日は花粉症対策に有効な飲み物について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、花粉症の症状を和らげるために今回紹介した飲み物を飲んでみてください。
はい、ありがとうございます!
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。