イネ科花粉の特徴や時期は?イネ科花粉についてや花粉症対策に効果的な生活習慣を紹介!
花粉症の原因になる花粉ってスギ花粉以外に何かありますか?
ユーグレナ 鈴木
そうですね、例えばイネ科花粉などがあります!
イネ科花粉ってどんな特徴があるんですか?詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
はい!では今回はイネ科花粉の特徴や時期、対策などについて解説していきます!
イネ科花粉の基本情報
イネ科花粉は、イネが原因の花粉だけでなく、カモガヤやネズミホソムギといった雑草も原因の植物に含まれます。
とくにイネ科花粉症の原因になりやすいのはカモガヤです。
イネ科の植物は草丈が60cm~120cmと、スギやヒノキなど他の花粉症の原因となる植物と比べると低いです。
そのため、花粉の飛散範囲も数十m程度と狭く、近づかなければあまり影響はないといわれています。
主に歩道の端や空き地、河川敷などに生息しているので、イネ科花粉の飛散時期はなるべく近づかないようにしましょう。
イネ科の植物は身近なところに生えているんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!次はイネ科花粉の飛散時期について説明します!
イネ科花粉の時期
イネ科花粉の時期は大体4月下旬〜11月初旬とかなり長いのが特徴です。
その中でも5月~8月がイネ科花粉の飛散ピーク時期だといわれています。
スギやヒノキ、ハンノキ花粉の飛散時期は大体5月までなので、6月以降も花粉症の症状が見られる場合はイネ科花粉症の可能性が高くなります。
イネ科花粉は気温が高くなると飛散しだすので、暖かい地域や暖かい年では3月ごろから飛散することもあります。
なるほど!飛散している期間が長いんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!次はイネ科花粉の症状について紹介します!
イネ科花粉の症状
基本的に花粉症は、花粉症の原因となる花粉が目や鼻を刺激し、アレルギー反応が起こります。
イネ科花粉症の症状としては、鼻づまりや鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどがあります。
これらの症状は風邪と似ていますが、風邪と花粉症は細かく症状が異なる点があります。
まず、鼻水の状態は花粉症の場合は透明で水っぽいですが、風邪の場合は黄色っぽくねばりがあります。
さらに花粉症の場合、発熱する可能性は低いですが、風邪の場合は発熱が多くあります。
その他にも花粉症は症状が2週間以上長く続きますが、風邪の場合は数日で治まります。
これらの症状の違いで、花粉症なのか風邪なのかを判断できるようにしましょう。
それに加えて、イネ科花粉症の症状には口腔アレルギーというものもあります。
口腔アレルギーはりんごやももなどを食べた時に、口の中にかゆみやのどがイガイガするものです。
口腔アレルギーの原因となる食べ物に熱処理を加えると症状が軽くなるので覚えておきましょう。
なるほど、花粉症の症状には口腔アレルギーというのもあるんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!次はイネ科花粉の対策を紹介します!
イネ科花粉の対策
花粉症の対策としては、とにかく花粉症の原因となる花粉を浴びず、体内に侵入させないようにすることが大切です。
では具体的にどんな対策をすればいいのかを紹介します。
外出時の対策
外出時は花粉が目や鼻につかないようにすることが大切です。
花粉が目や鼻につかないようにするために、外出時にメガネやマスクをするようにしましょう。
また、自分の衣服や髪の毛にも花粉が付着します。
その対策として、帽子をかぶるようにしたり、花粉の付着しにくい上着を選んで外出をするようにしましょう。
そして、帰宅時にはまず玄関先で衣服などに付着した花粉を払ってから家の中に入ることが大切です。
次に手洗いうがいをして、髪の毛に付着した花粉が気になる場合はシャワーを浴びることで花粉を洗い流すことができます。
家の中での対策
外出時にいくら対策をしていても、少なからず家の中にも花粉は侵入してきてしまいます。
したがって、家の中でも花粉の対策をすることも大切です。
まずは空気中の花粉を除去するために、空気清浄機を活用しましょう。
また、洗面所など服を脱ぎ着する場所は花粉が溜まりやすいです。
そのため、洗面所に敷くマットはこまめに洗うようにしましょう。
外出する時は気をつけようと思います!
ユーグレナ 鈴木
はい!家の中でも対策をするようにしましょう!
花粉症の対策に有効な食べ物4選!
一般的な花粉への対策を解説しましたが、花粉症は食べ物でも対策をすることができます。
次は花粉症対策に効果的な食べ物について紹介します。
ヨーグルト
乳酸菌には花粉症などのアレルギーを抑制する効果があるといわれています。
アレルギーを持つ人の腸内細菌を調べると、善玉菌の数が健康的な方よりも少ないことが明らかになっています。
乳酸菌は腸内の善玉菌の数が増えるのを手伝い、悪玉菌の数を抑えるはたらきがあり、腸内環境を整えます。
このはたらきから、乳酸菌を含むヨーグルトを食べることで花粉症の対策として効果が期待できます。
ヨーグルトに関しては以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
こちらの記事も読まれています
レンコン
レンコンには食物繊維が多く含まれています。
この食物繊維にも腸内環境を整えるはたらきがあります。
また、食物繊維は先ほど紹介した善玉菌のえさになるため、さらに腸内環境を整える効果に期待ができます。
それに加えて、レンコンにはポリフェノールも含まれています。
ポリフェノールの抗酸化作用は花粉症をはじめとするアレルギーに良い影響があるといわれているのです。
レンコンを食べることで花粉症の症状を和らげる効果が期待できるのです。
レンコンに関しては以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
こちらの記事も読まれています
チョコレート
チョコレートに含まれるポリフェノールの一種であるカカオポリフェノールにもアレルギーを抑える効果に期待ができます。
また、チョコレートを食べた人の血液を調べたところ、アレルギーに関わるリンパ球のはたらきが抑えられることもわかっています。
これらの理由から、チョコレートを食べることが花粉症対策になると考えられます。
ユーグレナ
ユーグレナ飲料は花粉症の症状に対して効果的だといわれています。
また、食物繊維は腸内環境を整える作用や、善玉菌のエサになり、善玉菌を増やすはたらきがあるので花粉症対策に有効な成分といわれています。
ユーグレナは海藻と同じ藻の仲間で、食物繊維を豊富に含んでいるので腸内環境を改善し、花粉症を和らげる効果が期待できます。
食べ物にも花粉症に効果的なものがあるんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!これらの食べ物を食べて、花粉症対策をしましょう!
まとめ
イネ科花粉は4月下旬〜11月初旬にかけて飛散する花粉です。
そしてイネ科花粉症にかかると、鼻水やくしゃみ、口腔アレルギーなどの症状が現れてしまいます。
花粉をなるべく近づけないように対策して花粉症になりにくくしたり、軽度の症状ですむようにしましょう。
また、花粉症に効果的だといわれている食べ物もおすすめです。
今日はイネ科花粉について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、正しい知識を身につけて、うまく花粉症と付き合っていきましょう!
はい、ありがとうございます!
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。