納豆で花粉症対策!腸内環境を整えることが花粉症改善につながるかも!
納豆で花粉症を改善する効果が期待できるっていう話を聞いたんですけど本当ですか?
ユーグレナ 鈴木
はい!納豆に含まれる納豆菌が腸内環境を改善する効果があるからだといわれています!
なるほど!もっと詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
では、今回は納豆と花粉症についてや、腸内環境と花粉症の関係を解説していきます!
花粉症のメカニズム
花粉症は、目や鼻の粘膜に花粉が付着することがきっかけで発症します。
花粉が粘膜に付着すると、アレルギー物質の原因となるIgEというたんぱく質を粘膜内に浸透させてしまうのです。
そして、マクロファージという免疫機能をもつ細胞が粘膜内でIgEと出会うことでIgEを異物と認識し、抗体を作っていきます。
そのあと、再びIgEが粘膜内に入り込むとマクロファージによって作られた抗体がIgEと出会い、くしゃみや鼻水を引き起こしてしまうといわれています。
なるほど!花粉症の症状はこうやって起こるんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!次は花粉症と腸内環境の関係について説明します!
花粉症に腸内環境が影響?
花粉症を含むアレルギー症状は、免疫のバランスが崩れることが原因となっているといわれています。
花粉症は、免疫のバランスが崩れるとマクロファージ細胞の免疫機能がはたらきすぎ、くしゃみや鼻水などの症状を引き起こしてしまいます。
免疫に関わる細胞の6割以上が腸に存在しているので、免疫のバランスを整えるには腸内環境を改善することが有効です。
さらに、花粉症の原因となっているIgEは腸内の善玉菌を増やすことで、そのはたらきを抑えられるといわれています。
つまり、腸内環境を良くし、善玉菌を増やすことで花粉症の改善が見込めます。
厚生労働省の平成22年度花粉症対策でも、腸内環境を変化させることで花粉症が改善する可能性があるといわれています。
参考:
厚生労働省 平成22年度花粉症対策Q&A集
腸内環境と花粉症が関係しているんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!次は納豆に花粉症対策効果が見込めることを紹介します!
納豆の花粉症に対する効果
納豆に含まれる納豆菌という細菌は花粉症対策に効果が期待できます。
納豆菌とは納豆を作る際に必要な細菌で、胃酸に強い性質を持っているため、胃酸で死滅することなく大腸まで届きます。
大腸に届いた納豆菌は、乳酸菌のエサになったり、腸内細菌の活動をサポートし、腸内環境を整えます。
乳酸菌も腸内環境を整える効果が見込めるので、乳酸菌のエサになることでも腸内環境の改善が期待できます。
これらの理由で、納豆を食べて腸内環境を整えることで、花粉症を改善する効果が期待できるのです。
なるほど!花粉症がつらかったので納豆を食べてみようと思います!
ユーグレナ 鈴木
そうですね!他の花粉症に効果的な食べ物も紹介します!
花粉症対策に効果的な納豆以外の食べ物3選!
納豆に含まれている納豆菌が腸内環境を整えるので花粉症の対策に効果的だという話をしてきました。
次は、納豆以外の腸内環境を整え、花粉症の対策として効果が期待できる食べ物を紹介します。
ヨーグルト
乳酸菌には花粉症などのアレルギーを抑制する効果があるといわれています。
アレルギーを持つ人の腸内細菌を調べると、善玉菌の数が健康的な人よりも少ないことが明らかになっています。
乳酸菌は腸内の善玉菌の数が増えるのを手伝い、悪玉菌の数を抑えるはたらきがあり、腸内環境を整えます。
このはたらきから、乳酸菌を含むヨーグルトを食べることで花粉症の対策として効果が期待できます。
ヨーグルトに関しては以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
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レンコン
レンコンには食物繊維が多く含まれています。
この食物繊維にも腸内環境を整えるはたらきがあります。
また、食物繊維は先ほど紹介した善玉菌のえさになるため、さらに腸内環境を整える効果に期待ができます。
それに加えて、レンコンにはポリフェノールも含まれています。
ポリフェノールの抗酸化作用は花粉症をはじめとするアレルギーに良い影響があるといわれているのです。
レンコンを食べることで花粉症の症状を和らげる効果が期待できるのです。
レンコンに関しては以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
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ユーグレナ
ユーグレナとはワカメや昆布などと同じ藻の一種です。
ユーグレナにはさまざまな栄養素が含まれていていますが、その中でも食物繊維は腸内環境を整える作用や、善玉菌のエサになり、善玉菌を増やすはたらきがあるので花粉症対策に有効な成分といわれています。
また、ユーグレナ社の研究でユーグレナの摂取がスギ花粉症の症状を軽くする可能性があるとわかっています。
そのため、スギ花粉症の方には特にユーグレナの摂取がおすすめです。
ユーグレナ社の研究についてさらに詳しくは以下をご覧ください。
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食べ物にも花粉症に効果的なものがあるんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!これらの食べ物を食べて、花粉症対策をしましょう!
花粉症の対策
花粉症の対策としては、とにかく花粉症の原因となる花粉を浴びず、体内に侵入させないようにすることが大切です。
では具体的にどんな対策をすればいいのかを紹介します。
外出時の対策
外出時は花粉が目や鼻につかないようにすることが大切です。
花粉が目や鼻につかないようにするために、外出時にめがねやマスクをするようにしましょう。
また、自分の衣服や髪の毛にも花粉が付着します。
その対策として、帽子をかぶるようにしたり、花粉の付着しにくい上着を選んで外出をするようにしましょう。
そして、帰宅時にはまず玄関先で衣服などに付着した花粉を払ってから家の中に入ることが大切です。
次に手洗いうがいをして、髪の毛に付着した花粉が気になる場合はシャワーを浴びることで花粉を洗い流すことができます。
家の中での対策
外出時にいくら対策をしていても、少なからず家の中にも花粉は侵入してきてしまいます。
したがって、家の中でも花粉の対策をすることも大切です。
まずは空気中の花粉を除去するために、空気清浄機を活用しましょう。
また、洗面所など服を脱ぎ着する場所は花粉が溜まりやすいです。
そのため、洗面所に敷くマットはこまめに洗うようにしましょう。
外出する時は気をつけようと思います!
ユーグレナ 鈴木
はい!家の中でも対策をするようにしましょう!
まとめ
花粉症対策の1つの方法として腸内環境を整えることが大切です。
そしてその腸内環境を整えるためには、納豆菌を含んでいる納豆を食べることがおすすめです。
他にも乳酸菌や食物繊維を多く含む食べ物を食べることで、花粉症の対策をとっていきましょう。
今日は納豆と花粉症について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、花粉症対策のために納豆を食べてみてください!
はい、ありがとうございます!
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。