カナムグラ花粉の時期はいつからいつまで?時期や症状、対策を解説!
秋の花粉といえば、どのようなものがあるんですか?
ユーグレナ 鈴木
そうですね、有名なのはブタクサがありますが、他にもカナムグラという雑草もあります!
カナムグラ?初めて聞きました!詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
もちろんです!今回はカナムグラの特徴とカナムグラ花粉の対策について解説していきますね!
カナムグラの特徴
カナムグラとは、ジャパニーズポップとも呼ばれるアサ科のつる草です。
草丈は60~100cm程度で、葉は手のひらのような形で歯の表面はざらざらしています。
日本全土に生息する雑草で繁殖力が強く、道端や畑の周り、さらには家の庭にまでも生えます。
カナムグラは一年草なので冬になれば枯れてしまいますが、種が落ちれば、そこで翌年芽を出します。
そのため、駆除したい場合はカナムグラの花が咲いてしまう前に行うことが大切です。
ただし、カナムグラのつるには下向きにトゲが生えていて、素手で触ると怪我をしてしまう可能性がありますので気をつけましょう。
なるほど、カナムグラの特徴についてよくわかりました!
ユーグレナ 鈴木
はい!それでは、カナムグラ花粉の飛散時期について説明していきますね!
カナムグラ花粉の時期
カナムグラは、3月から11月にかけて生育し、花を咲かせるのは8月から10月です。
カナムグラ花粉の飛散時期は関東の場合、8月から11月です。
東海や関西の場合は、関東よりも飛散時期が遅く、9月から11月です。
東海や関西に比べると、関東はカナムグラ花粉の飛散量が多いため、飛散時期が長くなります。
カナムグラは花粉の量が比較的少なく、飛散距離は数十メートル程度ですが、どこにでも生息しているため接触する可能性が高いといえます。
カナムグラは身近にたくさん生えているんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!次に、カナムグラ花粉症の症状について説明していきますね!
カナムグラ花粉の症状
基本的に花粉症は、花粉症の原因となる花粉が目や鼻を刺激し、免疫機能によってアレルギー反応が起こることをいいます。
カナムグラによる花粉の症状としては、くしゃみ、鼻水などといったアレルギー性鼻炎が中心ですが、目のかゆみなどアレルギー性結膜炎の症状が出る人もいます。
さらに、ある特定の食べ物によってのどがかゆくなったりする口腔アレルギーが発症してしまう可能性があります。
カナムグラ花粉症の人の場合には、メロン、スイカ、ニンジン、セロリなどが挙げられます。
これらの食べ物を食べる際には注意しましょう。
カナムグラ花粉による症状についてよくわかりました!
ユーグレナ 鈴木
はい!それでは、どのように対策できるのかを説明していきます!
カナムグラ花粉の対策
カナムグラは、家の庭に生育している可能性が高い植物です。
カナムグラによる花粉症がある人は庭の雑草に注意し、特に花粉が飛ぶ8月から10月くらいは雑草駆除をこまめに行うようにしましょう。
他にも花粉に対してできる対策はあります。
では、具体的にどんな対策をすればいいのかを紹介していきます。
外出時の対策
外出時は花粉が目や鼻につかないようにすることが大切です。
そのために、外出時にめがねやマスクをするようにしましょう。
また、花粉は自分の衣服や髪の毛にも付着します。
そのため、帽子をかぶるようにしたり、花粉の付着しにくい上着を選んで外出をするようにしましょう。
そして、帰宅時にはまず玄関先で衣服などに付着した花粉を払ってから家の中に入ることが大切です。
次に手洗いうがいをして、髪の毛に付着した花粉が気になる場合はシャワーを浴びることで花粉を洗い流すことができます。
家の中での対策
外出時にいくら対策をしていても、少なからず家の中にも花粉は侵入してきてしまいます。
そのため、家の中でも花粉の対策をすることが大切です。
まずは空気中の花粉を除去するために、空気清浄機を活用しましょう。
また、洗面所など服を脱ぎ着する場所は花粉が溜まりやすいです。
そのため、洗面所に敷くマットはこまめに洗うようにしましょう。
外出する時は気をつけようと思います!
ユーグレナ 鈴木
はい!家の中でも対策をするようにしましょう!
花粉症の対策に効果的な食べ物4選!
上では、花粉に直接触れないようにする対策について解説をしましたが、花粉症は食べ物でも対策をすることができます。
次は、花粉症の対策に効果的な食べ物について紹介します。
ヨーグルト
乳酸菌には花粉症などのアレルギーを抑制する効果があるといわれています。
アレルギーを持つ人の腸内細菌を調べると、善玉菌の数が健康的な方よりも少ないことが明らかになっています。
乳酸菌は腸内の善玉菌の数が増えるのを手伝い、悪玉菌の数を抑えるはたらきがあり、腸内環境を整えます。
このはたらきから、乳酸菌を含むヨーグルトを食べることで花粉症の対策として効果が期待できます。
ヨーグルトに関しては以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
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レンコン
レンコンには食物繊維が多く含まれています。
この食物繊維にも腸内環境を整えるはたらきがあります。
また、食物繊維は先ほど紹介した善玉菌のえさになるため、さらに腸内環境を整える効果に期待ができるのです。
それに加えて、レンコンにはポリフェノールも含まれています。
ポリフェノールの抗酸化作用は花粉症をはじめとするアレルギーにいい影響があるといわれています。
レンコンを食べることで花粉症の症状を和らげる効果が期待できるのです。
レンコンに関しては以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
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チョコレート
チョコレートに含まれるポリフェノールの一種であるカカオポリフェノールにもアレルギーを抑える効果に期待ができます。
また、チョコレートを食べた人の血液を調べたところ、アレルギーに関わるリンパ球のはたらきが抑えられることもわかっています。
これらの理由から、チョコレートを食べることが花粉症の対策になると考えられます。
ユーグレナ
ユーグレナは花粉症の症状に対して効果的だといわれています。
また、食物繊維は腸内環境を整える作用や、善玉菌のエサになり、善玉菌を増やすはたらきがあるので花粉症対策に有効な成分といわれています。
ユーグレナは海藻と同じ藻の仲間で、食物繊維を豊富に含んでいるので腸内環境を改善し、花粉症を和らげる効果が期待できます。
実際に、ユーグレナ社の研究でユーグレナの摂取がスギ花粉症の症状を軽くする可能性があることがわかっています。
それに加えて、ユーグレナエキスは乳酸菌のはたらきを活性化させるということも研究によって確認されています。
研究内容については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
食べ物にも花粉症に効果的なものがあるんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!これらの食べ物を食べて、花粉症の対策をしましょう!
まとめ
秋花粉のひとつであるカナムグラは、私たちの身近でたくさん根を生やしています。
カナムグラは秋の植物なので、8月から10月にかけて花粉症の症状が見られた場合には、カナムグラ花粉症を疑いましょう。
そして、カナムグラ花粉症の対策として、外出時にはマスクをしたりメガネをかけることも大切です。
花粉症は食べ物でも対策ができるので、日頃から気をつかうようにしましょう。
今日はカナムグラ花粉ついて教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、正しい知識を身につけて、うまく花粉症と付き合っていきましょう。
はい、ありがとうございます!
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。