正しいサウナの入り方は?知っておきたいマナーや注意点も解説!
今度サウナに行こうと思っているんですけど、サウナには正しい入り方があるんですか?
ユーグレナ 鈴木
正しい順序でサウナを利用することで、よりリラックス効果などが高まると言われています。今回は、初心者の方にもぜひ知ってほしい、サウナの正しい入り方や、基本的なマナーについて解説していきましょう。
正しくサウナに入るためのポイント4選
サウナには、リラックス効果や疲労回復効果など、健康に良いさまざまな効果があります。
正しい順序でサウナを利用することで、より効果を高めることができます。
以下で、正しいサウナの入り方について解説していきます。
サウナに入る前に水分補給をしておく
サウナに入ると大量の汗が出るため、体内の水分が排出されます。
身体が水分不足になると脱水症状を引き起こす恐れがあるため、サウナに入る前にしっかり水分補給をしておきましょう。
また、事前に水分補給をしておくことで体内の水分が増加し、より汗をかきやすくなるというメリットもあります。
目安の時間を守る
サウナに入る際は、滞在時間を目安の時間内に収めましょう。
目安の時間はサウナの温度によって異なるため、注意書きなどを確認し、身体が辛いと感じたらすぐに出ることが大切です。
また、サウナ内のどこに座るのかというのもポイントです。
サウナ内は上に行くほど高温であるため、最初は下段に座って身体を慣らすことをおすすめします。
脚の冷えが気になる場合は体操座りをするなどし、脚をなるべく上に上げると温まりやすくなります。
また、サウナハットや濡れたタオルを頭に乗せておくと、頭が熱から守られるためのぼせにくくなります。
水風呂に入る
サウナで身体を温めた後は、水風呂に入りましょう。
水風呂に入って広がった血管を収縮させることで、サウナで低下した血圧を元に戻すことができます。
また、サウナと水風呂を行き来することで血圧が上下に変動を繰り返すため、正常な血圧を維持する効果も併せて期待できます。
ただし、身体が温まった状態で突然水風呂に入ると心臓に負担をかけてしまいますので、水風呂に入る前には、一旦身体に水をかけて慣らしておくようにしてください。
休憩を挟み、水分補給をする
水風呂を出たらすぐにサウナに戻るのではなく、休憩を挟みましょう。
水風呂から上がったら、まずは湯冷めしないように身体を拭き、椅子に座って休んでください。
そうすることで自律神経が整います。
そしてサウナに戻る前には、脱水症状を防ぐために水分補給をしましょう。
サウナで疲れを癒したいという方は、リラックス効果をより高めるために、温冷交代浴(サウナ→水風呂→休憩を繰り返すこと)を3セットほど行うのがおすすめです。
また、上記でサウナと水風呂を行き来することにより、正常な血圧を維持する効果があることを解説しました。
そして、ユーグレナが高血圧症状を抑制することが研究によって示唆されています。
ユーグレナはワカメや昆布の仲間である藻の一種で、身体に良い59種類の栄養素がバランス良く含まれており、最近注目のスーパーフードです。
研究結果について、下記の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
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初心者の人が知っておくべき、サウナでのNG行動やマナーはありますか?
ユーグレナ 鈴木
サウナはみんなで楽しむ場所ですので、「こうしたほうが周囲の人も気持よくサウナを使えるよ」というものがいくつかありますね。
知っておきたいサウナでのマナー
サウナでは汗をかくため、マナーを守って周りの人を不快にさせないことが大切です。
以下で、知っておきたいサウナでのマナーについて解説していきます。
髪や身体を洗ってからサウナに入る
髪や身体を洗わずにサウナに入ってしまうと、汗とともに汚れも流れ出てしまいます。
サウナは多くの人が利用するので、清潔に保つために身体の汚れを落としてから入りましょう。
シャワーを浴びたら、水気を拭き取ってからサウナに入りましょう。
サウナでタオルを絞らない
サウナの中でタオルを絞り、周りを濡らすことはマナー違反です。
サウナで汗をかくと、退出する頃にはタオルが汗や水分で濡れているため、絞りたくなるかもしれません。
しかし、汗で周りを汚してしまうと他の利用者に迷惑がかかるため、サウナでタオルを絞ることはやめましょう。
また、のぼせ防止のために濡れたタオルをサウナに持ち込む場合もありますが、その場合は、床が濡れてしまわないように事前に絞っておくようにしてください。
タオルやマットを敷いてから座る
サウナの椅子に直で座ると、汗で汚れてしまい、次の人が困ってしまいます。
自分が座る場所にはタオルやマットを敷き、次の人が気持ちよく使えるように配慮しましょう。
また、タオルやマットで場所取りをする行為もNGです。たとえ人が少なくても、サウナから出るときは、自分のいた場所は次の利用者に譲るというつもりでいてください。
汗を流してから水風呂に入る
サウナから出た後、汗を流さずに水風呂に入ることはマナー違反です。
汗をかいたまま水風呂に入ると水が汚れてしまい、周りに迷惑がかかります。
そのため、身体の汗を流してから水風呂に入るようにしましょう。
基本的には、「周囲の人に気を配る」という意識があれば、初心者の人でもサウナを楽しめるんですね。
ユーグレナ 鈴木
「私語を避ける」というのも、暗黙のマナーです。たとえ友人と一緒に入っても、サウナでは静かに過ごしましょうね。
サウナに入る時の注意点
安全にサウナを利用するためには、いくつか注意点があります。
以下で、サウナに入る際の注意点を解説します。
水分不足に注意する
サウナで汗をかくと、体内の水分が排出されます。
水分不足になると脱水症状を起こす恐れがあるため、注意が必要です。
たっぷりと汗をかいた後はミネラルが不足しがちなので、ミネラルウォーターや麦茶などの飲み物で水分補給をすることをおすすめします。
サウナを利用する際はこまめに休憩を挟み、水分補給をするようにしましょう。
長時間の利用は避ける
サウナに長時間滞在することは、熱中症などの原因になるため避けましょう。
サウナを利用する時間の目安は、100度程度の高温サウナであれば5分、50度程度のサウナであれば10分程度です。
熱中症の症状には、めまいや立ちくらみ、頭痛、筋肉の痺れなどがあります。
目安の時間内であっても、苦しいと感じたら我慢せずに休憩し、水分補給をすることが大切です。
サウナに入る際は目安の時間を参考に、安全に利用しましょう。
飲酒後はサウナに入らない
上記で解説したように、サウナで身体が温まると血管が広がるため、血圧が下がります。
アルコールの摂取後も血管が広がり、一時的に血圧が下がった状態になります。
そのため、飲酒後にサウナに入ると急激に血圧が下がる可能性があるため注意が必要です。
また、アルコールの代謝には水分が必要です。
サウナに入ると体内の水分が排出されるため、アルコールが分解されにくくなり、健康にも良くありません。
飲酒後のサウナは危険なので避けるようにしましょう。
サウナ初心者の方は、特に注意していきたいですね。
ユーグレナ 鈴木
「意地を張って苦しいのにサウナから出ない」という方も中にはいらっしゃいますが、「苦しい」と思った時に素直に涼みに行くという柔軟さが何よりも大切です。
まとめ
当記事では、正しいサウナの入り方や知っておきたいマナーについて解説しました。
サウナを安全に利用するために、水分補給や休憩が大切であることなどを理解いただけたかと思います。
マナーもしっかりと守り、正しい順序でサウナを利用しましょう。
サウナは敷居が高いと思っていましたが、「周囲の利用者に気を配る」という意識があれば、楽しく利用できそうですね。
ユーグレナ 鈴木
初心者の方は、体調管理には気を付けて、“我慢比べ”をせずに、自分に合ったスタイルでサウナを楽しんでくださいね。また、サウナは体力も使うので、是非ユーグレナを含んだ飲み物などで水分や栄養補給も忘れずに!
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。