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50~60代へ広がる要介護への不安と5大リスク

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全7回に渡ってお送りする「100歳時代の健康課題」と題したコラム、第2回目です。日本人の平均寿命が伸びていく中で、多くの方に健康な⽇々を過ごしていただけるような情報をお届けしてまいります。

メインイメージ 少子高齢化が進む現代日本において、50~60代は働き盛りと言えるほど、重要な労働力となっています。中でも女性の社会進出第一世代とも言われている50代前半女性の労働力率(平成27年に厚生労働省が定めた、労働力として経済活動に参加している人の比率)は2015年に76.3%、50代後半でも69%に上りました。一方、50~60代女性を対象に行われた調査では、「ご自身が要介護になる可能性を感じていますか?」という問いに対し、「切実に感じている」、「感じている」と回答した方を合わせて、40.6%が要介護になる可能性を感じているという結果となり、今も現役で懸命に働く50~60代女性にとっては、自分自身が要介護になる可能性があることへの強い不安を抱いていることがわかりました。仮に人生100年と考えたとき、今後の人生が健やかであるためにも、要介護状態を引き起こすリスクなどを理解しておくと良いでしょう [図No.2-1]。 要介護になる原因はさまざまありますが、認知症、脳血管疾患、高齢による衰弱、骨折・転倒、関節疾患が引き金になることが多くなっています[図No.2-2] 。 よって「脳」、「血管」、「筋力」、「骨」、「免疫」の5つの機能低下が要介護の5大リスクと定義することが出来るかもしれません。

出典:「介護に対する意識調査」(キューサイ株式会社 )(http://100aru.com/pdf/100aru_newsletter20160616.pdf)
「平成28年国民生活基礎調査」(厚生労働省)(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/05.pdf, http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/kekkagaiyou_7.pdf)をもとに株式会社ユーグレナ作成

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