加水分解ユーグレナエキスが、肌の免疫力を高め、肌トラブルの予防や保湿力の向上に寄与する可能性を確認しました。(細胞による試験)
ヒト由来の免疫細胞であるTHP-1マクロファージに、加水分解ユーグレナエキスを添加して、免疫細胞の活性化マーカーとなる遺伝子発現に与える影響を調べました。加水分解ユーグレナエキスは、炎症性サイトカイン(TNF-α,IL-6)の遺伝子発現を有意に高めました(図1)。また、加水分解ユーグレナエキスは、ランゲルハンス細胞などの免疫細胞の表面に存在するCD39の遺伝子発現も有意に高めました。
次に、THP-1マクロファージに加水分解ユーグレナエキスを添加して培養したあと、その培養上清を皮膚線維芽細胞に添加して、ヒアルロン酸合成酵素(HAS2)の遺伝子発現に与える影響を調べました。加水分解ユーグレナエキスを添加して培養した上清は、皮膚のハリや弾力の維持に必要な保湿成分の1つであるヒアルロン酸の合成酵素(HAS2)に関わる遺伝子発現を有意に高めました(図2)。
出典:第43回分子生物学会年会
2020.12.2 株式会社ユーグレナよりニュースリリース